シミ取り放題の時間制限やショット数制限に注意!シミそばかすのピコスポット照射で後悔しないクリニックの選び方を医師が解説 | 東京都上野御徒町の美容外科美容皮膚科AILE Clinic エールクリニック

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シミ取り放題の時間制限やショット数制限に注意!シミそばかすのピコスポット照射で後悔しないクリニックの選び方を医師が解説

顔全体のシミそばかすが定額で取り放題という広告を見て、気になっている方は多いのではないでしょうか。

一方で、検索すると「ピコスポットの取り放題は罠?」「10分では足りない?」「照射漏れがあった」といった声も見かけ、不安になってしまう方もいると思います。

実はシミ取り放題という言葉は同じでも、プランの中身はクリニックによって大きく違います。

施術時間が10分などに区切られているプラン、ショット数や照射できる部位・面積に上限があるプラン、そして時間・個数ともに制限のないプランなどがあり、そばかすのように数が多いシミほどこの違いが仕上がりの満足度に直結しやすくなります。

この記事では、ピコスポットの取り放題プランで後悔しないために知っておきたい制限の見分け方、照射漏れと戻りジミの違い、そしてカウンセリングで確認したいポイントを美容外科美容皮膚科クリニック院長の井原力哉が解説していきます。

シミ取り放題には大きく3つのタイプがある

ピコスポット(ピコ秒レーザーをシミ1つひとつに狙って当てる施術)やQスイッチレーザーのシミ取り放題プランは、ざっくり分けると次の3タイプがあります。

料金だけで比べると見落としやすいので、まずはどのタイプかを確認することが大切です。

プランのタイプよくある表記の例気をつけたい点
時間制限型「10分間取り放題」 「15分以内なら打ち放題」施術部位の擦り合わせや冷却も時間内に含まれると照射に使える時間は短くなります
ショット数・部位制限型「取り放題(最大○ショット)」 「両頬のみ取り放題」上限を超えた分や対象外の部位(鼻・額など)は追加料金になることがあります
時間・個数無制限型「全顔・個数無制限」 「シミの数や大きさを問わず全顔」1回あたりの料金は高めになりやすい一方追加料金や時間切れの心配は少なくなります

どのタイプが良い悪いということではありません。

気になるシミが数個だけなら、時間制限型や1個単位の料金のほうが安くなる場合もあります。

大切なのは、自分のシミそばかすの数や範囲に対してそのプランの制限が足りているかという視点です。

ピコスポット取り放題は罠?と言われる4つの理由

シミ取り放題で後悔したという声の多くは、施術そのものよりも事前に知らなかった制限や費用に主に原因があります。

時間制限があり照射が駆け足になりやすい

時間制限型のプランでは、限られた時間の中で照射することになります。

シミの数が多いと、1つひとつを丁寧に狙う余裕がなくなり、照射の抜け(照射漏れ)やムラにつながりやすくなります。

取り放題でもショット数や部位に上限がある

広告では取り放題と大きく書かれていても、注意書きに「最大○ショットまで」「両頬のみ対象」などの条件が記載されていることがあります。

特にそばかすは鼻の上から両頬にかけて広く散らばることが多いため、部位が限られていると照射した所としていない所の差がかえって目立つこともあります。

施術を申し込む前に注意書きの小さな文字まで確認しておきましょう。

麻酔・薬・保護テープ・再診料などが別料金で総額が膨らむ

施術料金は安くても、表面麻酔、施術後の塗り薬、保護テープ、再診料、初診料などが別料金になっていると、最終的な支払額は広告の金額を大きく上回ることがあります。

国民生活センターの注意喚起(2023年)でも、割安感から当日に契約したものの、最終的に広告の金額や予算を超える契約になってしまった相談事例が紹介されています。

当日になって別の治療を提案される

カウンセリングで「肝斑(かんぱん)があるので取り放題はできません」などと説明され、別の治療コースを勧められるケースもありますが、ここは少し冷静に考える必要があります。

肝斑は、両頬などに左右対称にもやっと広がるシミの一種で、強いレーザー刺激でかえって濃くなることがあります。

日本皮膚科学会も肝斑に対するレーザーや光治療は、推奨度は「2(条件によっては、行うことを弱く提案する)」にとどまっており1。、肝斑の有無を見極めて照射方法を変えること自体は、安全のために必要な判断となることも多いです。

問題になるのは、その説明が十分でないまま、高額なコースをその場で契約するよう求められるケースです。

同じ国民生活センターの注意喚起では、「その場で契約・施術をしないようにしましょう」「施術前にリスクや副作用の確認をしましょう」と呼びかけています。

シミ取り治療においては、特に肝斑が心配な場合はいきなり施術を受けるのではなく、まずはカウンセリングのみを受けてそこからシミ取り放題治療を受けるかどうかを検討するのが無難です。

肝斑治療ではトラネキサム酸の内服やトラネキサム酸の局所注射やピコトーニングなどが行われます。

トラネキサム酸の内服の美白効果について詳しく知りたい方は、トラネキサム酸は飲み続けても大丈夫?美白効果と副作用を解説をご確認下さい。

ピコトーニングによる肝斑治療について詳しく知りたい方は、ピコトーニング(ピコレーザー)で肝斑撃退!美肌を取り戻す最新治療の効果とケアの注意点とは?もお読み下さい。

シミ取り放題10分では足りない?そばかすの数で考える時間の目安

「10分あれば十分なのでは?」と感じる方もいるかもしれませんが、ピコスポットの施術時間にはレーザーを当てている時間以外の工程も含まれます。

たとえば、そばかすが顔全体に100個ある方の場合、1つひとつ位置を合わせて照射し、反応を確認しながら進めると、仮に1個あたり3秒としても、照射だけで6分かかる計算になります。

そばかすが細かく多い方や大きいシミがある場合まで含めるとさらに時間が必要です。

もし10分の中に準備や冷却まで含まれていれば照射に使える時間は実質数分で、数個なら十分でも顔全体に広がるそばかすには足りなくなりがちです。

時間制限型プランが合う人・合いにくい人

  • 合いやすい人:気になるシミが数個だけ/シミの場所がはっきりしている
  • 合いにくい人:そばかすが鼻から両頬に広く散らばっている/薄いシミまでまとめて取りたい/肝斑が混ざっているか自分では分からない

ピコスポットの照射漏れ?と思ったら

施術後に「取れていないシミがある」「むしろ濃くなった気がする」と感じると、照射漏れを疑いたくなります。

ただ実際には、照射漏れ以外にも正常な経過の一部としてシミが濃く見える時期もあります。

考えられる状態時期と見え方の目安どうすればよいか
照射漏れ (レーザーが当たっていない)施術直後から赤みなどの変化が全くできず、施術前と同じ形や濃さのまま残っている施術を受けたクリニックにできるだけ早めに相談し施術前の状態と見比べてもらう
反応が弱かった (効果不十分)照射してダウンタイム後も薄い茶色が残っている肌が落ち着くのを待ち(数か月が目安)、ピコスポットを追加するかピコスポットなどの別の施術に切り替える
戻りジミ (炎症後色素沈着)かさぶたがはがれた後、1か月前後から一度薄くなった所が再び茶色くなる自己判断で追加照射せず、紫外線対策と場合により薬を併用して落ち着くのを待つ

本当の照射漏れとは

ピコスポットでは、レーザーが当たったシミは直後に白っぽく変化し、その後数日で黒っぽくなりますがこの状態を薄いかさぶたと表現されることがあります。

施術後赤みなどの変化がまったくできず、施術前と同じ形や濃さのまま残っているシミは、レーザーが当たっていなかった(照射漏れ)可能性があります。

施術前の写真があると判断しやすいので、ご自身でも撮っておくと安心です。

薄いシミが残る効果不十分

色の薄いシミはレーザーの光を吸収する色素が少ないため、1回の照射では反応しきらないことがあります。

肌への負担や肝斑を考慮して出力を抑えた場合も同様です。

この場合は照射漏れとは異なり、肌が落ち着いてから2回目のピコスポット照射やピコトーニングへの切り替えを検討するのが一般的です。

ピコスポットでかさぶたになって取れなかった場合について詳しく知りたい方は、ピコレーザー(ピコスポット)でかさぶたにならない5つの理由と対処法を医師が解説もお読み下さい。

濃くなったの正体は多くが戻りジミ(炎症後色素沈着)

レーザー照射による一時的な炎症をきっかけに、肌がメラニンを作りすぎてしまう状態を炎症後色素沈着(PIH)、いわゆる戻りジミといいます。

かさぶたがはがれた後、1か月前後をピークに茶色く見えることがありますが、多くは数か月かけて徐々に薄くなっていきます。

2018年の研究では、アジア人の日光性色素斑にピコ秒Nd:YAGレーザー(532nm、750ps)を照射したところ、治療前より色調が濃くなったと客観的に判定されたPIHの発生率はわずか4.65%でした2。

2023年日本美容皮膚科学会の臨床報告(532nm・294psで全照射した50症例)では、軽度の赤みや微細なくすみを含めるとPIHの発現率は58%と観察されるものの、最終的に明らかな改善以上は80%に達したと報告されています3。

つまり、ピコスポット後の経過の途中で一時的な炎症後色素沈着を自覚することは珍しくありませんが、その多くは一時的なプロセスであり、適切なケアを続ければ最終的には改善が期待できることが学術的にも示されています。

一方で、色素沈着をどの程度まで含めるのかの定義の違いにより、色素沈着の頻度の報告は大きく異なってきますので主観によっても影響されると言えるでしょう。

色素沈着が落ち着いていない時期に照射漏れだと思って追加でレーザーを当てると、炎症が重なってかえって長引くおそれがありますので、自己判断せずまずは施術を受けたクリニックで診てもらいましょう。

シミ取りレーザーの色素沈着について詳しく知りたい方は、ピコスポット後にシミが濃くなった?色素沈着(色戻り)の原因と消える期間と正しい対策を医師が解説もお読み下さい。

ピコスポット施術後の経過の目安

  • 照射直後:シミが白っぽく変化し、周囲に赤みが出る
  • 数日後:シミが黒っぽくなり、薄いかさぶたになる
  • 1〜2週間後:かさぶたが自然にはがれる(無理にはがさない)
  • 1か月前後:戻りジミが出る場合は、このころが濃く見えやすい
  • 3〜6か月後:戻りジミは徐々に落ち着いていくことが多い

術後経過には個人差がありますので、気になる症状があれば自己判断せず施術を受けたクリニックにご相談ください。

そばかすにピコレーザーは効果がある?根拠と知っておきたい効果の限界

診療指針での位置づけ

『美容医療診療指針(令和3年度改訂版)』では、日光黒子(老人性色素斑)に対するレーザーや光治療(IPL)は「有効である」とされ、推奨度は最も強い「1(治療を希望する患者には、強く推奨する)」です。

一方肝斑に対してはレーザー治療が適していない場合もあるため、照射の前にどの種類のシミかを見極めることが欠かせないということです。

そばかす(雀卵斑)、老人性色素斑、肝斑、ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)などは見た目が似ていても、適した治療が異なります。

シミの種類について詳しく知りたい方は、シミの種類と見分け方を医師が徹底解説!治療法やケアももお読み下さい。

ピコ秒レーザーの研究データ

ピコ秒レーザーは、1兆分の1秒という非常に短い時間で光を当てることで、周囲への熱の広がりを抑えながら色素を細かく砕くレーザーです。

2018年の報告では老人性色素斑532nmピコ秒レーザー1回の照射で43か所中40か所(93.02%)が75%以上薄くなったと報告されています4。

中国のそばかす患者12名に730nmピコ秒レーザーを1回照射した2024年の前向き研究では、8週間後の平均消失率は74.46%で、炎症後色素沈着は1名(8.33%)でした5。

いずれも対象人数が少ない研究で、使用機器や波長も異なるため、すべての方に同じ結果が得られるわけではありません。

それでも、1回の照射でかなり薄くなる方がいる一方、2回目以降が必要になる方や、戻りジミが出る方も一定数いることは、施術前に知っておきたいポイントです。

そばかすは再びできる

そばかすは体質(遺伝)の影響を受けやすいシミで、髪や肌の色に関わるMC1R遺伝子がそばかすのできやすさに大きく関わる遺伝子であることが2001年に報告されております6。

レーザーで今あるそばかすの色素を砕くことはできますが、そばかすができやすい体質そのものを変えることはできません。

そのため、紫外線を浴び続けると時間がたってから新しいそばかすが出てきやすくなりますし、UVケアをしっかりしていたとしてもそばかすが増えてくることもあります。

1回のシミ取り放題で一生できなくなるわけではないことを理解し、施術後も日焼け止めなどの紫外線対策を続けることがきれいな状態を長く保つコツです。

そばかす治療全般やセルフケアについて詳しく知りたい方は、そばかすを消す方法11選!自力での方法やクリニックでの治療法を解説もお読み下さい。

後悔しないクリニックの選び方|カウンセリングで確認したい6つの質問

ここまでの内容をふまえて、カウンセリングで確認しておきたい項目をまとめました。

確認したいこと質問例
1. 時間制限の有無「施術時間に制限はありますか?マーキングなどもその時間に含まれますか?」
2. ショット数・部位の上限「ショット数や照射できる部位に上限はありますか?鼻や額も対象ですか?」
3. 支払う総額「麻酔、薬、テープ、診察料などを含めると、総額はいくらですか?」
4. シミの種類の診断「医師が診察して、肝斑などが混ざっていないか確認してもらえますか?」
5. 照射漏れ・残りへの対応「照射漏れがあった場合や薄く残った場合は、どう対応してもらえますか?期限や費用は?」
6. 使用機器とリスク「使用するレーザーの機器名は?起こりうる副作用やダウンタイムは?」

また、自由診療の広告については、医療法にもとづき厚生労働省が医療広告のルールを定めており、ウェブサイトでも費用や主なリスク・副作用などをあわせて示すことが求められています。

料金ページに総額の目安やリスクがきちんと書かれているかも、クリニック選びの判断材料になります。

東京上野のAILE Clinicのピコスポット全顔について

当院のピコスポット全顔は、施術時間・シミの個数に制限を設けていない全顔プランで表面麻酔(塗る麻酔)が料金に含まれています。

顔全体に広がるそばかすや細かいシミも、時間を気にせず1つひとつ確認しながら照射します。

項目内容
料金(税込)全顔:99,000円(シミの数・大きさを問わず)
全顔モニター価格:35,000円
2回目以降の全顔:35,000円
口唇オプション(全顔メニューに追加可能):5,000円
部分照射:1mmあたり3,300円
制限施術時間・シミの個数の制限なし
料金に含まれるもの表面麻酔(全顔)、炎症を抑える塗り薬
使用機器ピコレーザー「エンライトンSR」(532nmで照射)
照射方法推奨出力より少し下げた出力で重ねて照射するマルチパステクニック
施術後の保護テープ基本的に不要(メイクは施術翌日から可能)
肝斑がある場合医師が診察のうえ判断し肝斑にはピコトーニングなど別の治療をご提案することがあります

もし照射漏れが疑わしく再処置をご希望の場合には、施術後できるだけ早めに来院をお願いします。

以下に、当院でそばかすに対してピコスポットを行った方の症例写真を提示します。

そばかすに対するピコスポット全顔の症例写真(施術前と施術1ヶ月後)

ピコスポットによるそばかす治療の症例写真:施術前と1ヶ月後
通常料金:ピコスポット 1mm 3300円(税込)、全顔(個数関わらず) 99000円(税込)
リスク副作用:赤み、色素沈着、白斑(色素脱失)など


ピコスポットについての説明やリスクはピコレーザーのページやピコスポットでシミ取りそばかす除去!効果・ダウンタイム・痛みを解説をご確認下さい。

また、現在、東京上野のAILE Clinicではピコスポット全顔シミ取り放題のモニターキャンペーンを実施中で、通常価格の税込99,000円からモニターで税込価格35,000円というお安い価格で表面麻酔付きで受けることが可能となっております。

シミ取り放題のピコスポットについてよくある質問(FAQ)

Q1. シミ取り放題のプランにはどんな種類がありますか?

A. 大きく3タイプあります。「10分間取り放題」などの時間制限型、「最大○ショット」「両頬のみ」などのショット数・部位制限型、そして「全顔・個数無制限」の時間・個数無制限型です。どご自身のシミやそばかすの数・範囲に対して制限が足りているかで選ぶことが大切です。

Q2. ピコスポットの取り放題は罠と言われることがありますが本当ですか?

A. 後悔の声の多くは、施術そのものよりも事前に知らなかった制限や費用が主な原因です。主な理由は、①時間制限で照射が駆け足になりやすい、②ショット数や部位に上限がある、③麻酔・薬・保護テープ・再診料などが別料金で総額が膨らむ、④当日に別の治療を提案される、の4つです。注意書きまで確認し、総額を事前に把握しておけば防げます。

Q3. カウンセリングで「肝斑があるので取り放題はできません」と言われましたが勧誘でしょうか?

A. 一概には言えません。肝斑は強いレーザー刺激でかえって濃くなることがあるため、肝斑の有無を見極めて照射方法を変えること自体は安全のために必要な判断です。ただし、説明が不十分なまま高額なコースをその場で契約するよう求められる場合は注意が必要です。肝斑が心配な方は、まずカウンセリングのみを受け、その場で契約せずに検討するのが無難です。

Q4. シミ取り放題の10分間で足りますか?

A. シミが数個なら十分な場合もありますが、顔全体に広がるそばかすでは足りないことが多いです。

Q5. 時間制限型プランはどんな人に向いていますか?

A. 気になるシミが数個だけで場所がはっきりしている方に向いています。一方、そばかすが鼻から両頬に広く散らばっている方、薄いシミまでまとめて取りたい方、肝斑が混ざっているか自分では分からない方には時間や場所の制限型のプランが合いにくい傾向があります。

Q6. 施術後に取れていないシミがあります。照射漏れでしょうか?

A. 照射漏れとは限りません。照射したシミは直後に白っぽくなり、数日で黒っぽい薄いかさぶたになります。施術後に赤みなどの変化が全くなく、施術前と同じ形や濃さのまま残っている場合は照射漏れの可能性があるため、できるだけ早めに施術を受けたクリニックに相談してください。施術前の写真を撮っておくと判断しやすくなります。

Q7. レーザーを照射したのに薄いシミが残っていますがなぜですか?

A. 色の薄いシミはレーザーの光を吸収する色素が少なく、1回では反応しきらないことがあります。肌への負担や肝斑を考慮して出力を抑えた場合も同様です。肌が落ち着くのを待ってから、2回目のピコスポットやピコトーニングへの切り替えを検討するのが一般的です。

Q8. 施術後にシミが濃くなりました。失敗ですか?

A. 多くは「戻りジミ(炎症後色素沈着)」で、レーザーによる一時的な炎症がきっかけでメラニンが作られすぎる状態です。かさぶたがはがれた後、1か月前後をピークに茶色く見え、多くは数か月かけて徐々に薄くなります。研究でも、色素沈着の頻度は定義によって異なるものの、最終的には改善が期待できることが示されています。

Q9. 戻りジミが出たとき照射漏れだと思って追加で照射してもよいですか?

A. 自己判断での追加照射はおすすめできません。炎症が重なってかえって長引くおそれがあります。まず施術を受けたクリニックで診てもらい、紫外線対策や場合により薬の併用で落ち着くのを待ちましょう。

Q10. ピコスポット後の経過の目安を教えてください。

A. 目安は次のとおりです(個人差があります)。

照射直後:シミが白っぽく変化し、周囲に赤みが出る

数日後:シミが黒っぽくなり、薄いかさぶたになる

1〜2週間後:かさぶたが自然にはがれる(無理にはがさない)

1か月前後:戻りジミが出る場合は、このころが濃く見えやすい

3〜6か月後:戻りジミは徐々に落ち着くことが多い

Q11. そばかすにピコレーザーは効果がありますか?

A. 研究では効果が報告されています。そばかす患者12名への730nmピコ秒レーザー1回照射の研究では、8週間後の平均消失率は74.46%でした。ただし、対象人数が少なく機器や波長も異なるため、全員に同じ結果が得られるわけではなく2回目以降が必要な方や戻りジミが出る方もいます。

Q12. 一度そばかすを取ればもうできませんか?

A. いいえ。そばかすは体質(遺伝)の影響を受けやすく、レーザーで今あるそばかすの色素を砕くことはできても、できやすい体質そのものは変えられません。紫外線を浴び続けると新しいそばかすが出やすくなり、UVケアをしていても増えることがあります。施術後も日焼け止めなどの紫外線対策を続けることが大切です。

Q13. シミの種類によって治療法は変わりますか?

A. 変わります。そばかす(雀卵斑)、老人性色素斑、肝斑、ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)などは見た目が似ていても適した治療が異なります。特に肝斑ではレーザーが適さない場合もあるため照射前の見極めが欠かせません。

Q14. クリニック選びでカウンセリング時に確認すべきことは?

A. 次の6点です。

1. 時間制限の有無(マーキングなども時間に含まれるか)

2. ショット数・部位の上限(鼻や額も対象か)

3. 麻酔・薬・テープ・診察料を含めた総額

4. 医師の診察で肝斑などが混ざっていないか確認してもらえるか

5. 照射漏れや薄く残った場合の対応(期限や費用)

6. 使用するレーザーの機器名、副作用、ダウンタイム

Q15. ピコスポットにはどのようなリスク・副作用がありますか?

A. 赤み、色素沈着、白斑(色素脱失)などがあります。術後経過には個人差があるため、気になる症状があれば自己判断せず、施術を受けたクリニックにご相談ください。

まとめ|シミ取り放題は中身で選ぶのが後悔しないコツ

  • 「取り放題」には、時間制限型・ショット数/部位制限型・無制限型がある
  • そばかすが多い方は、10分などの時間制限では照射しきれないことがある
  • 施術後に濃くなったシミは、照射漏れではなく戻りジミのことも多く、自己判断で追加照射しない
  • 照射前に医師がシミの種類(特に肝斑)を見極めることが大切
  • 総額・制限・照射漏れへの対応を確認し、その場で契約を急がない

料金の安さだけでなく、「自分のシミの数と種類に合ったプランか」「納得できる説明があるか」で選ぶことが、シミそばかす治療で後悔しないための近道です。

気になる方は、まずは医師の診察でご自身のシミの状態を確認するところから始めてみてください。

濃いシミが気になる方や、通院回数を抑えてシミを改善したい方は、ぜひ一度当院のピコスポットをお試しください。

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この記事の執筆・監修

東京上野・御徒町の美容外科・美容皮膚科 AILE Clinic(エールクリニック) 院長 井原力哉

参考文献・出典

  1. 参照:『美容医療診療指針(令和3年度改訂版)』[↩]
  2. 参照:Negishi K, Akita H, Matsunaga Y. Prospective study of removing solar lentigines in Asians using a novel dual-wavelength and dual-pulse width picosecond laser. Lasers Surg Med. 2018;50(8):851-858.[↩]
  3. 参照:2023年8月19日、日本美容皮膚科学会(東京)で学会発表いたしました。 – 服部形成外科・皮ふ科|名古屋・覚王山[↩]
  4. 参照:Negishi K, Akita H, Matsunaga Y. Prospective study of removing solar lentigines in Asians using a novel dual-wavelength and dual-pulse width picosecond laser. Lasers Surg Med. 2018 Oct;50(8):851-858. doi: 10.1002/lsm.22820. Epub 2018 Apr 2. PMID: 29608215.[↩]
  5. 参照:Huang Y, Liu X, Zhang M, Lin T. Successful Treatment of Freckles Using a 730-nm Picosecond Laser: A Prospective Study. Clin Cosmet Investig Dermatol. 2024 Dec 27;17:3027-3032. doi: 10.2147/CCID.S491489. PMID: 39741582; PMCID: PMC11687291.[↩]
  6. 参照:Bastiaens M, ter Huurne J, Gruis N, Bergman W, Westendorp R, Vermeer BJ, Bouwes Bavinck JN. The melanocortin-1-receptor gene is the major freckle gene. Hum Mol Genet. 2001 Aug 1;10(16):1701-8. doi: 10.1093/hmg/10.16.1701. PMID: 11487574.[↩]

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