眉下切開(眉下リフト)
眉下切開とは、「眉下皮膚切除」「眉下リフト」とも呼ばれ、眉の下側のラインで上眼瞼の皮膚のタルミを取る施術です。
加齢や紫外線によるダメージにより上まぶたのたるみが徐々に出てきますが、若い方でも遺伝により上まぶたの厚ぼったさの改善目的で治療を行うこともあります。
たるみを取る手術には眉毛の下に切開線を作る方法と二重ラインで切開線を作るパターンがあります。
眉下切開のメリットは、二重ライン近くの皮膚より厚ぼったさのある眉毛近くの組織を取り除いて目をスッキリと軽い印象にできることと、目尻の外側のたるみを取りやすく特に三角目のようになっている状態を改善させ目を大きく見せやすいことで、特に東アジア人の方に対して高い満足度が得られやすい施術となります1。
どの位置で切開をしたほうが良いのかについては医師とのカウンセリングにてご相談下さい。
また、上まぶたのたるみが強いと額に力を入れて目を開けることになるので頭痛や疲労を感じる方も少なくありませんが、眉下切開で余分な組織を取り除くと力を入れなくても目が開けやすくなり頭痛などの症状が改善することがあることも論文にて報告されております2。
額に力が入るとバーコードのように横皺が入ってしまいますが、ボトックス注射を額にすると目が開かなくなってしまう方は眉下切開で改善が期待できますので手術を検討しても良いでしょう。
眉下切開の傷については、最初のうちは赤みや硬さがありますが徐々に赤みは落ち着いていき、およそ3ヶ月ほどで傷口は白く細くなっていきます。
傷口の位置は眉毛の下にありますので、最終的にはほとんど目立たなくなります。
傷を目立たなくさせる工夫としては、吸収糸で真皮縫合をしてから非吸収糸で表皮縫合を適切に行っていきます。
真皮縫合で傷を大まかに寄せてから、表皮縫合を弱い力で行うことで、傷口にテンション(張力)がかからないようにしつつ表皮に糸の跡が残らないように施術ができます3。

眉下切開症例写真
通常料金:297000円
副作用リスク:腫れ、出血など
施術直後と抜糸直後の傷の写真は以下の通りの経過を辿っていきます。

眉下切開施術直後

眉下切開抜糸直後(眉下切開の施術から1週間後)
ケロイド体質の方は眉下切開を始めとする切開系手術を受けられませんが、ケロイド体質だと仰っていても実際にはケロイド体質ではないことも多く施術可能なこともありますので医師とのカウンセリングにてご相談下さい。
また、眼瞼下垂手術と眉下切開は比較されがちですが、上眼瞼挙筋の働きが悪く目の開きそのものが悪い場合は眼瞼下垂であり、目の開きそのものはあるが皮膚のタルミが覆いかぶさっている状態だと眉下切開の適応であり、自分は眼瞼下垂だと思っている患者さんも実際には眉下切開の適応のこともあります4。
眉下切開を行う際に眼輪筋という筋肉やROOF(Retro-Orbicularis Oculi Fat)という眼窩隔膜前の脂肪組織を除去するケースもありますが、実際には特に脂肪組織は加齢とともに萎縮していきますし、眼輪筋やROOFが減ると上まぶたの凹みや引きつれが生じるリスクがありますので5、一律で切除を行うことは基本的にはオススメしておりません。
眉下切開における眼輪筋切除を支持する報告もある一方で、上まぶたの手術で眼輪筋切除を行うと兎眼などの術後合併症のリスクが上がるものの仕上がりが良くなるわけではないという論文の報告もあります6。
このような方へおすすめ
- 目の上のタルミが気になる方
- 特に目の外側のタルミが気になる方
- 上まぶたの厚ぼったさが気になる方
- 元の二重ラインを生かして自然に仕上げたい方
- 眉と目の間が広い方
当院の特徴
施術の流れとしては、医師とのカウンセリングを行ってから手術を行っていきます。
患者様それぞれのタルミの量に合わせて切除範囲を決めて極力キズが目立たないよう気をつけて行います。
緑内障や網膜剥離などの眼科の病気の既往がある方について、眉下切開の施術が行えるかどうかは状況次第となります。
一度眼科の主治医との相談をオススメしますが、AILE Clinic院長の井原は眼科の経歴もありますので遠慮なくご相談ください。
東京上野御徒町の美容外科美容皮膚科エールクリニック 院長 井原力哉
術式
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①デザインをして眉毛の下のラインから皮膚切除を行っていきます。まばらな眉毛は除去し、密な眉毛は毛包斜切開で適宜温存を行うことで整えます。
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②縫合して完成です。抜糸は5-7日後です。
術後経過とアフターフォロー
- 抜糸
- 5-7日後
- 施術後の通院
- 抜糸が必要となります
- メイク・入浴・洗顔
- メイク・入浴は抜糸翌日から可能です、洗顔は手術翌日から優しく行ってください
- 洗髪・シャワー
- 翌日から可能です
- コンタクトレンズ
- 翌日から使用可能です
- 激しいスポーツ
- 最低1週間お控えください
- お顔への強いマッサージ
- 目周りは1ヶ月間お控えください
コンタクトレンズを着用されている方は、コンタクトレンズを外しての施術になるのでメガネのご用意をお願いします
まつ毛エクステをしていても施術を受けることはできますが、取れる場合がありますので、ご了承ください
妊娠中または妊娠の可能性のある方、授乳中の方は施術を受けることができません。
ペースメーカー、外せない金属アクセサリーを身に着けている方は施術を受けることができません。
ケロイド体質の方は施術を受けることができません。
ダウンタイムには個人差がありますが、腫れのピークは施術から2-3日後です。
内出血は程度にもよりますが2週間ほどで消えてきますのでそれまでメイクやコンシーラーで隠して下さい。
術後のリスク・副作用
- 腫れ・痛み
- 通常半月ほどあります※より自然な感じになるには数ヶ月かかります
- 内出血
- お化粧で隠せる程度ですが、処置後2週間ほど内出血により皮膚が赤紫色や黄色になることがあります
- 兎眼(閉瞼障害)
- 切りすぎる失敗を行うと目が閉じなくなるリスクがありますので慎重に手術を行っていきます
よくある質問
- 眉下切開の施術時間はどれくらいですか?
- 施術時間は1時間程度です。抜糸は5分程度で終わります。
- 眉下切開の効果は永久に続きますか?
- 手術後に新たに皮膚のたるみが出てくることはありますが、取った部分の皮膚が戻ることはないので効果は半永久的です。
- 眉下切開と二重埋没など他の手術を同時に行うことはできますか?
- 眉下切開単独で行うことが多いですが、施術内容や目の状態によっては同時に行うことは可能なケースもありますのでカウンセリングにてご相談下さい。
- 眉下切開を再度手術することは可能ですか?
- たるみなど目の状態次第では再手術可能なこともございますのでカウンセリングにてご相談下さい。
- 眉下切開をすると目が閉じにくくなることはありますか?
- 皮膚を取りすぎると、一時的に目が閉じにくくなる閉瞼障害(兎眼)のリスクがあります。そのため、当院では切除量を慎重に調整し、無理なデザインにならないよう注意して施術を行っています。 術後すぐは腫れの影響で軽度の閉じにくさを感じる場合がありますが、多くは腫れの改善とともに落ち着いていきます。
- 眉下切開の傷跡はどのくらい目立ちますか?
- 傷跡は眉毛の下のラインに沿って作るため、最終的にはかなり目立ちにくくなることが多いです。術後しばらくは赤みや硬さがありますが、通常は数ヶ月かけて徐々に白く細い線になっていきます。 また、傷をできるだけきれいに治すために、真皮縫合と表皮縫合を適切に組み合わせて、傷口に余計な負担がかからないよう工夫しています。
- 眉下切開は何歳くらいの人が受けていますか?
- 40〜60代の方に多い施術ですが、若い方でも受けられることがあります。加齢によるたるみ改善目的だけでなく、生まれつき上まぶたが厚ぼったい方や、眉と目の距離が広く見える方が、スッキリした印象を目指して施術を受けるケースもあります。
- 眉下切開後の腫れやダウンタイムはいつまで続きますか?
- 大きな腫れのピークは通常2〜3日程度で、その後徐々に落ち着いていきます。ただし、傷跡など完全に自然に馴染むまでは数ヶ月ほどかかる場合があります。内出血が出た場合は、メイクやコンシーラーでカバーしていただきます。
- 眉下切開をすると額のシワ改善にも効果がありますか?
- 眉下切開でまぶたが開けやすくなることで、額に力を入れるクセが減り、結果として額のシワや目の疲れ感の改善につながることがあります。
- 眉下切開後はいつから仕事復帰できますか?
- デスクワーク中心であれば、数日〜1週間程度で復帰される方が多いです。ただし、抜糸前は傷周囲に糸がついている状態となり、腫れや内出血が出ることがあります。人前に出る仕事の場合は、長めに休暇を確保される方もいらっしゃいます。
- 眉下切開は男性でも受けられますか?
- 眉下切開は元の印象を活かしながら自然に改善しやすいため、男性の場合は二重手術より眉下切開のほうが適しているケースが多いです。
- 眉下切開と眼瞼下垂手術はどう違いますか?
- 眉下切開は主に余分な皮膚やたるみを改善する施術です。一方、眼瞼下垂手術は、まぶたを持ち上げる筋肉(眼瞼挙筋)の機能低下を改善する治療です。目が重い、目を開けにくいという症状でも、原因がたるみ主体なのか、眼瞼下垂なのかで適した治療は変わります。
- 眉下切開術後にコンタクトレンズはいつから使えますか?
- 通常は翌日からコンタクトレンズは使用可能です。ただし、眉下切開術後直後は目周囲が敏感になっているため、違和感がある場合は無理をせず、メガネで過ごすことをおすすめします。
【院長・執筆監修医師】
2014年3月:東京大学医学部医学科 卒業
2014年4月:JR東京総合病院
2015年4月:東京大学医学部付属病院
2016年4月:倉敷中央病院 眼科
2018年11月:大手美容外科
2021年11月:AILE clinic エールクリニック院長
参考文献・出典
- 参照:Evaluation of morphological and psychological outcomes after sub-brow blepharoplasty[↩]
- 参照:Hollander MHJ, Contini M, Pott JW, Vissink A, Schepers RH, Jansma J. Functional outcomes of upper eyelid blepharoplasty: A systematic review. J Plast Reconstr Aesthet Surg. 2019 Feb;72(2):294-309. doi: 10.1016/j.bjps.2018.11.010. Epub 2018 Nov 22. PMID: 30528286.[↩]
- 参照:Aghajani A, Babaei L, Eshraghi B. From Incision to Healing: An Evidence-Based Review of Scar Optimization in Upper Blepharoplasty. Aesthetic Plast Surg. 2026 Jan;50(2):604-615. doi: 10.1007/s00266-025-05414-6. Epub 2025 Nov 5. PMID: 41193896.[↩]
- 参照:眼瞼下垂とは?原因やどのような症状があるのか、仕組みや分類について解説[↩]
- 参照:Wang X, Wang H. Anatomical Study and Clinical Observation of Retro-orbicularis Oculi Fat (ROOF). Aesthetic Plast Surg. 2020 Feb;44(1):89-92. doi: 10.1007/s00266-019-01530-2. Epub 2019 Nov 6. PMID: 31696242.[↩]
- 参照:Samargandi OA, Prabhu N, Boudreau C, Williams J. Is Orbicularis Oculi Muscle Resection Necessary in Upper Blepharoplasty? A Systematic Review. Aesthetic Plast Surg. 2021 Oct;45(5):2190-2198. doi: 10.1007/s00266-021-02131-8. Epub 2021 Feb 4. PMID: 33538853.[↩]