シミ取りやそばかすを取る方法について調べていると、ピコスポットやピコレーザーという言葉が出てくるかと思います。シミやそばかすを取る治療であることは分かりますが、両者の具体的な違いが分かる方は少ないかもしれません。

そこで本記事では、ピコスポットとピコレーザーの違いを解説するとともに、ピコレーザーの種類をご紹介します。

ピコスポットとピコレーザーの違いは？

結論として、ピコレーザーは1兆分の1秒を表す「ピコ秒」でレーザーを照射する治療法のことです。薄いシミや濃いシミ、そばかす、肝斑、くすみ、ニキビ跡などに効果のある治療法であり、従来のレーザー治療と比較して肌へのダメージが少ないという特徴があります。

一方のピコスポットは、ピコレーザーの照射モードの一種です。ピコスポットは濃いシミやそばかすに効果のある照射モードであり、1回〜3回の通院で治療を終えられるというメリットがあります。

ピコレーザーの種類によって期待できる効果が異なるため、次の章でピコレーザーの種類ごとの効果をご紹介します。

ピコレーザーの種類

ピコレーザーには、下記3つの照射モード（種類）があります。

• ピコトーニング
• ピコスポット
• ピコフラクショナル

それぞれ順番に見ていきましょう。

ピコトーニング

ピコトーニングは、ピコレーザーの中でも出力の弱いレーザー治療です。薄いシミやそばかすをなくす効果に期待でき、通常は5回程度の通院を行うことで改善を図ります。

ピコトーニングは出力が弱いため、肌表面へのダメージを軽減することが可能です。また、顔全体に照射できるので、肌のトーンアップ効果にも期待できます。

ピコスポット

ピコスポットは、出力の強いレーザーを濃いシミやそばかすに照射するレーザー治療です。出力が強いため通院回数が少なくて済み、なおかつ従来のレーザーを使用したスポットシミ取りよりもダウンタイムが短いです。

また、ピコスポットはより細かなメラニン色素まで破壊できるため、濃いシミであっても1回〜3回の治療で改善が見られます。

ピコフラクショナル

ピコフラクショナルは、皮膚に対して点状の微細な穴を開け、新しい肌に生まれ変わらせるためのレーザー治療です。ピコレーザーに特殊なレンズを取り付け、肌の表面ではなく中に穴を開けていき、空洞を形成します。

これにより、空洞が自然治癒する中でコラーゲンやエラスチンの生成を促すため、ニキビ跡、毛穴、ハリ改善といった効果に期待できます。

最低1ヶ月の期間を開け、数回繰り返して肌をなめらかにしていくことが特徴です。

ピコトーニングがおすすめな人の特徴

先ほど、ピコレーザーの種類を解説してきました。中でも、ピコトーニングがおすすめな方の特徴は下記のとおりです。

• くすみを改善したい
• 薄いシミを改善したい
• 肝斑を改善したい
• ダメージを抑えて治療したい

ピコトーニングは出力が弱いことが特徴です。そのため、薄いシミやくすみを改善できると同時に、肌へのダメージを抑えられます。

数回繰り返すことでより効果が見られるため、最低でも2週間は期間を開けて数回治療を繰り返すようにしてください。

ピコスポットがおすすめな人の特徴

次に、ピコスポットがおすすめな方の特徴は下記のとおりです。

• 濃いシミを改善したい
• 目立つシミを治したい
• あざを治したい
• ほくろをなくしたい

ピコスポットは出力が強く、少ない通院回数で上記のような悩みを改善できます。より改善効果に期待したい場合は、最低でも6ヶ月は期間を開けて2回目の治療を受けるようにしましょう。

なお、御徒町駅から徒歩1分のところにあるエールクリニックでは、ピコスポットの打ち放題・シミ取り放題メニューもご用意しております。

ピコトーニングのメリット・デメリット

ピコトーニングのメリットは、従来のレーザー治療では改善が難しかった肝斑を治療できることです。加えて、ピコトーニングの治療後から約1週間程度でコラーゲンが増え始め、肌のトーンアップやハリ改善に期待できるメリットもあります。

一方で、出力が弱いため数回の通院が必要になるのがデメリットです。ただし、その分肌へのダメージは抑えられますし、他の治療では消えなかった・治療が難しかった治療にも対応できる利点があります。

ピコスポットのメリット・デメリット

ピコスポットのメリットは、ピコトーニングでは難しい濃いシミや、大きなコインのようなシミも改善できることです。また、出力が強くても肌表面へのダメージは少ないため、従来のレーザー治療のようにテープを貼る必要もありませんし、色素の濃い黒ずみも改善できます。

ピコスポットのデメリットは、治療中に痛みを感じる場合があることです。しかし、当院では一部の患部のシミ取りを行うピコスポットの場合は、保冷剤を使用して痛みに配慮します。

また、ピコスポットを全顔に照射する場合は料金内に表面麻酔も含まれているため、痛みに不安がある方でも安心して治療を受けていただくことが可能です。

ピコトーニングとピコスポットはどちらを選ぶべき？

ここまで、ピコトーニングとピコスポットの違いやメリットデメリットを解説してきましたが、どちらを選ぶか迷っている方も多いかもしれません。結論として、肌トラブルの悩みに合わせてピコトーニングかピコスポットかを選ぶようにしましょう。

上述の通り、ピコトーニングは薄いシミや肝斑、肌のトーンアップ効果に期待できる治療です。一方のピコスポットは、濃いシミや色素の濃い黒ずみを改善できる治療になります。

トラブルに合わせた照射モードを選ぶことで、より短期間で大きな効果に期待できます。もし仮に照射モード選びに悩んだ場合は、美容クリニックの医師に相談の上決めてみると良いでしょう。

エールクリニックのピコレーザーをお試しください

本記事では、ピコレーザーとピコスポットの違いを解説してきました。ピコレーザーは、ピコ秒という単位でレーザーを照射する治療のことで、ピコスポットはピコレーザーの照射モードの一種です。

ピコレーザーには、ピコスポットの他にもピコトーニングとピコフラクショナルがあり、それぞれの照射モードによって効果が異なります。ご自身の肌トラブルに合わせて照射モードを選ぶようにしましょう。

御徒町駅から徒歩1分のところにあるエールクリニックでは、ピコトーニング、ピコスポット、ピコフラクショナルのすべてのメニューをご用意しております。

あなたの肌トラブルに合わせて最適な治療を行いますので、今より自信のある肌に生まれ変わりたい場合はぜひ一度ご予約ください。

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東京上野・御徒町の美容外科・美容皮膚科　AILE Clinic（エールクリニック）　院長　井原力哉