2024.06.01
たるみ治療や小顔施術について徹底比較【ハイフ・糸リフト・注射・手術など】
「最近たるみが目立ってきた」「今までになかったほうれい線が出てきた」など、これらは年齢を重ねるとどうしても生まれてくる悩みです。
また、若い方でもたるみ予防であったり小顔効果のためにたるみ治療を受けられる方は多くおられます。
本記事では、美容外科美容皮膚科クリニックで受けられるたるみ治療やたるみが起こる原因などを解説しますのでぜひ参考にしてください。
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たるみの原因を理解しよう
たるみは、加齢、重力、紫外線、生活習慣など、さまざまな要因が複合的に作用することで発生します。
たるみの原因を正しく理解することは、効果的なたるみ治療を選択し、若々しい印象を取り戻すための第一歩です。
たるみの原因には以下のようなものがあります。
- 加齢によるコラーゲンやエラスチンの減少
- 加齢による脂肪の減少や骨萎縮
- 重力の影響
- 紫外線によるダメージ
- 生活習慣の影響
それぞれの原因を順番にご説明します。
加齢によるコラーゲンやエラスチンの減少
加齢に伴い、皮膚のコラーゲンやエラスチンの生成量が減少します。
コラーゲンは皮膚のハリと強さを維持し、エラスチンは皮膚の弾力性を保つ重要な役割を担っています。
これらの成分が減少すると、皮膚のたるみや弾力低下が発生します。
加齢による脂肪の減少や骨萎縮
華麗に伴い、お顔の脂肪が減少したり骨が萎縮してきます。
お顔のボリュームが減るとやつれた感じになりたるみが悪化したように見えてしまいます。
脂肪だけではなく、骨も特にコメカミや頬やアゴのあたりで減っていきますので、それを補うことでたるみを改善させることができます。
重力の影響
重力は常に皮膚を下方向に引っ張っており、特に頬、あご、首周りなどのたるみを引き起こします。
加齢によって皮膚の弾力が低下すると、重力の影響をより受けやすくなり、たるみが目立つようになります。
紫外線によるダメージ
紫外線は、肌の真皮層のコラーゲンやエラスチンを分解し、皮膚の老化を加速させます。
紫外線には、UVAとUVBがありますが、UVAのほうが波長が長く、お肌の奥の方まで到達していきます。
UVAは真皮層のコラーゲンなどを破壊する作用がありたるみを悪化させ、UVBはお肌の表面にダメージを与えてシミや皮膚がんの原因となることもあります。
長期的な紫外線暴露は、シミ、シワ、たるみの原因となります。
日焼け止めや日傘など適切な日焼け対策が、たるみ予防に役立ちます。
生活習慣の影響
喫煙、乾燥、ストレス、睡眠不足などの生活習慣も、たるみの原因となります。
喫煙は皮膚のコラーゲン生成を抑制し、乾燥は皮膚のバリア機能を低下させます。
ストレスや睡眠不足は、皮膚の修復機能を妨げます。
保湿UVケアなどの適切なスキンケアと規則正しく健康的な生活習慣が、たるみ予防に重要です。
たるみの原因は複雑に絡み合っていますが、これらの要因を理解し、適切なケアとたるみ治療を組み合わせることで、若々しい印象を取り戻すことができるでしょう。
美容クリニックで受けられるたるみ治療
たるみに対してはホームケアも重要ですが効果には限界があり、その場合美容外科美容皮膚科クリニックでの施術が効果的です。
たるみ治療には、ダウンタイムや痛みがほとんどないプチ整形から、ガッツリと効果が出る手術など様々であり、以下のようなものがあります。
- 医療ハイフ(HIFU)
- ヒアルロン酸注入
- ボトックス注射(ボツリヌストキシン)
- スキンブースター注射
- 糸リフト
- 切開フェイスリフト
それぞれ解説をしていきます。
医療ハイフ(HIFU)
医療ハイフ(HIFU)は、簡単に表すと「切らないリフトアップ治療」です。
ハイフ(HIFU)とは、高密度焦点式超音波(High Intensity Focused Ultrasound)を用いてリフトアップ・タイトニング治療を行う施術で、たるみ治療に効果的です。
ハイフは虫眼鏡のようにエネルギーを集中させて主に筋肉の表面(SMAS層)に照射をしていくため肌表面へのダメージが少なく、ダウンタイムもほぼないことが特徴となります。
医療ハイフの場合はおおよそ65℃程度の熱により組織をキュッと引き締めていきます。
また、ハイフは施術してすぐ効果が出る引き締め効果だけでなく、熱刺激により1ヶ月ほどかけてコラーゲンを増やし、それによってお肌のハリが改善するという効果もあります。
施術直後は少し熱を持つため保冷剤などで冷やしたくなりますが、冷やしてしまうとコラーゲン生成効果が弱くなってしまうので、施術後は冷やさずにそのままにしておくのが良いでしょう。
ハイフをご検討の方は「医療ハイフ(ハイソニック)」のページをご覧ください。
ハイフの施術間隔は最低でも3ヶ月以上空けてから繰り返して下さい。
エステハイフもありますが、出力が弱かったり、クリニックでの施術と違いお顔の解剖を適切に把握して照射していなかったりします。
特に口横のたるみに対してアプローチする際にオトガイ神経を損傷してしまって麻痺が残ってしまうこともあるので要注意です。
また、サーマクールやサーマジェンやポテンツァのダイヤモンドチップなどもハイフに似たイメージですが、お肌のより表層に対してアプローチをしてハリを改善したりお肌を引き締める施術となります。
ヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸注入は、メスを使わずに治療できる美容整形定番の治療です。
ほうれい線などのしわ改善であったり、涙袋やアゴなどの形を形成していくのに主に用いられますが、ヒアルロン酸を注射する部位によってはたるみの改善効果もあります。
額やコメカミなどのお顔の上の方にヒアルロン酸を注入することで皮膚などの組織が上の方に引っ張られてリフトアップ効果が出せます。
また、頬骨あたりのボリュームがなくてゴルゴラインが目立っている方も、ゴルゴライン付近に注入することでお顔の重心が上のほうに移動して若々しい印象になります。
かつてはリフトアップ目的で頭皮のあたりにヒアルロン酸を角のように注入してお顔の皮膚を上のほうに引っ張るという治療もありましたが、他の治療と比べるとコスパが悪く現在ではほとんど行われておりません。
ヒアルロン酸はお手軽な施術でほとんどの場合は腫れても一時的なものですが、感染や塞栓などの合併症を稀に起こすこともあるため、腫れや痛みが強い場合はクリニックを受診するようにしてください。
また、詳細は「ヒアルロン酸注入、ヒアルロニダーゼ」のページでもご説明しております。
どの程度ヒアルロン酸の効果が持続するのかは、入れる部位や量によってかなり変動しますので実際のカウンセリングにてご相談ください。
具体的な部位別のヒアルロン酸の量についてはこちらのコラム記事 どれくらい必要?ヒアルロン酸の種類と量について部位ごとに解説 にて説明をしておりますのでより深く知りたい方はご確認下さい。
ボトックス注射(ボツリヌストキシン)
ボトックス注射(ボツリヌストキシン)は筋肉の動きを止める注射です。
表情じわの改善に対して主に用いられますが、たるみ治療に用いることも可能です。
たるみに対して一番メジャーなのは、口角を上げるためのボトックスです。
口角下制筋という口の斜め下に走っている筋肉がありますが、この筋肉が強すぎると口角が下のほうに引っ張られてしまって口が「へ」の字のようになり、たるんだように見えてしまいます。
この筋肉に直接注射をすることで口角を上げることができます。
また、首(広頸筋)のボトックス注射もたるみ改善効果があります。
広頸筋は首の前のほうにエリマキトカゲのように薄く広く広がっている筋肉です。
この筋肉の動きが強すぎると、フェイスラインのあたりの皮膚が下のほうに引っ張られてしまったり、首に縦皺が生じたりしてしまいます。
たるみを改善するための広頸筋のボトックスはボトックスリフトとも呼ばれておりますが、フェイスラインの下のほうを中心として広頸筋全体にまんべんなく細かく注射を行っていきます。
縦皺の筋が気になる場合は、筋の部分に集中的にボトックスを注射していきます。
小顔効果というとエラのボトックスが有名で、非常にポピュラーな施術ですが、中年以降の方だとエラのボリュームを落とすことで逆にたるみが悪化することもありますので、薬の量を増やしすぎないほうが良いです。
若い方の場合はしっかりとエラボトックスを打てば良いでしょうが、中年以降の方は首のボトックス注射のほうが適していることも多いです。
患者さんそれぞれのお顔の状態にもよって変わってきますのでカウンセリングについてご相談下さい。
ボトックスの副作用は、筋肉を動かしにくくなったり違和感が出ることなどがありますが、時間が経過すれば必ず元に戻ってきますのでその点は安心できる施術であり、美容初心者の方でもとっつきやすいものになります。
また、詳細は「ボツラックス注射(ボツリヌストキシン)」のページでもご説明しております。
AILE Clinicでは、アメリカや韓国で認可されているジェネリック品であるボツラックスを使用しております。
スキンブースター注射
スキンブースターはお肌に注入することで育ててあげるイメージの注射であり、ヒアルロン酸やボトックスなどでは改善が難しい小じわだったりお肌のハリ改善のために用いられます。
スキンブースターには手打ちで行う方法と水光注射で行う方法があります。
スキンブースターには、スネコスやリジュランやジュベルックなどの種類があり、当院では「エクソソーム手打ち」を取り扱っております。
お肌にハリを出すことでたるみ治療をすることができますが、たるみ+αで何か別のものを良くしたい時に用いる施術であり、たるみだけに注力するのであれば他の施術を選択をしたほうが効果が出やすいでしょう。
糸リフト
糸リフトは皮膚に直接糸を入れることでお肌を牽引したりお肌にハリをもたらしたりするたるみ治療です。
かつては金属の糸も用いられておりましたが、施術後にレーザーなどの肌施術に制限が生じることなどから、現在では溶ける糸を使うクリニックがほとんどとなっております。
糸の素材には、PDOやPLLAやPCLなどの素材があります。
吸収されるまでの期間は、PDO<PLLA<PCLとなっており、一番オーソドックスなのがPDOです。
牽引力はPLLAが一番強力ですが、糸の硬さがかなり強く術後に痛みや腫れが出やすく、特にほうれい線や口周り付近に入れた時にトラブルが起こりやすいです。
PCLは牽引力はPLLAより劣るものの、糸がしなやかで術後のトラブルが比較的起こりにくいのが特徴です。
大きく分けると糸の形には、ショッピングリフトと通常のスレッドリフトがあります。
ショッピングリフトは非常に細くて短い糸であり、何十本も(場合によっては百本以上も)挿入してくのが特徴です。
いわゆる普通のスレッドリフトは長さや太さがあり、世間で一般にイメージされている糸リフトはこちらになります。
糸リフトの効果には、糸のトゲトゲにより直接組織を牽引する効果と糸が徐々に吸収される過程でコラーゲンやエラスチンが形成されて肌にハリが出てたるみにくくなる効果の2つがあります。
テスリフトなどのメッシュがついた糸リフトの場合は、そのうち後者の効果に主眼を置いており、脂肪燃焼効果がうたわれてもいます。
メッシュリフトのデメリットとしては、何と言っても値段が高いことでしょう。
原価がメッシュなしの糸と比べるととんでもなく高いため仕方のないことですが、そのため美容初心者の方が手を出しづらいというのはあるでしょう。
当院での糸リフトについて詳しくは「AILE式PCLリフト(糸リフト)」のページにてご説明しておりますので、ぜひ参考にしてください。
切開フェイスリフト
メスを用いて手術をすることでたるみを改善させることができます。
侵襲性や予算はこれまで紹介した施術と比べて段違いに大きな施術ですが、1回でも効果が実感しやすい施術となります。
ただ、たるみを治療したとしても加齢と共に新たなたるみが出てくるのを防ぐのは難しい点にはご注意下さい。
切開線はコメカミから耳の前を通って耳たぶの下から首のほうにかけて生じます。
切開範囲や効果はどの程度の切開リフトを行うのかでピンキリであり、リガメント(靭帯)の処理の有無でも変わってきます。
また、切開リフトで耳の近くはたるみ改善効果を出しやすいのですが、口の横あたりのもたつきまで処理をするとなるとかなりの広範囲を剥離する必要があり顔面神経麻痺などのリスクもそれに応じて上がっていきます。
たるみの治療後に悪化させないためには?
ここまで読んでいただいた方は、たるみ治療を本格的に検討する方も多いでしょう。
たるみ治療をしても、加齢やストレスなどが原因で、永続的にたるみが起こらないわけではありません。
しかし、治療後に下記の4つを意識していただくことで、たるみ治療の効果をより実感することができます。
- 表情筋を鍛える
- 顔の血行を良くする
- 紫外線ケア
- 保湿ケア
基本的にできる対策として、外に出る際は日焼け止めを塗り、紫外線を防止することが大切です。
ストレスが原因でたるみが起こることもあるため、睡眠習慣を整えたり、無理のない範囲で運動をしたりすることも重要になります。
血行を良くするためにマッサージを行うこともあるかと思われますが、強くやりすぎるとコラーゲンや靭帯が伸びて逆にたるみが悪化するリスクもありますので、注意しながらマッサージを行って下さい。
また、お肌が乾燥することで肌のハリが悪化したり、いわゆるたるみ毛穴の悪化に繋がりますので、保湿は適切に行いましょう。
レチノール入りのコスメはハリ改善効果があると言われておりますが、肌質に対してレチノール濃度が高すぎるとかえって肌が乾燥したような感じになりますので注意して使用して下さい。
まとめ
本記事では、たるみ治療のメニューや、たるみが起こる原因を解説してきました。
たるみを放置してしまうと「見た目年齢」が上がってしまい、自分に自信を持てなくなったり、周りから老けて見えたりする可能性が高まります。
これらを防ぐためにも、たるみが気になってしまったタイミングで、一度美容クリニックでのたるみ治療を検討してみましょう。
当院でも無料カウンセリングをご用意しておりますので、ぜひこの機会にエールクリニックのたるみ治療をご利用ください。
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東京上野・御徒町の美容外科・美容皮膚科 AILE Clinic(エールクリニック) 院長 井原力哉