コラム

Column

2022.07.18

どれくらい必要?ヒアルロン酸の種類と量について部位ごとに解説

シワや凹みを改善したりアゴをシャープにして輪郭を整えるなど美容クリニックでは定番の施術ヒアルロン酸注入。

塞栓(血管に詰まること)や感染のリスクもありはしますが、アレルギーの可能性の低さやヒアルロニダーゼで溶かすことができることやダウンタイムが少なめなことなどのメリットも大きいことからフィラー(充填剤)として多くのクリニックで使われております。

施術直後から効果を実感できる施術で、腫れについては施術後2-3日がピークになることもありますが落ち着いて馴染んできます。

整形外科で用いられる肩や膝の関節に対するヒアルロン酸と異なり、美容外科で用いられるヒアルロン酸は架橋剤が使用されているため値段は跳ね上がりますが形をキープしやすく長持ちしやすくなっているのが特徴です。

ヒアルロン酸の種類は様々で、適した場所や注入量も異なりますが、今回はその点について解説していきます。

ヒアルロン酸の種類と硬さ

全てのヒアルロン酸について語ることはできませんが、ポピュラーなヒアルロン酸についてまとめました。

ザックリとした傾向として、高いヒアルロン酸のほうが長持ちしやすく、硬いヒアルロン酸のほうが長持ちしやすいと言えます。

高級ヒアルロン酸として有名なアラガン社のものはジュビダームビスタウルトラ、ウルトラプラスと最初に登場しましたが、上位ランクのものとしてジュビダームビスタボリューマが登場して、さらにはボリフト、ボルベラ、ボライト、ボラックスなど様々な硬さのバリエーションで販売されております。

クレヴィエルシリーズはプライムとコントアがありますが、コントアが鼻やアゴ専用のヒアルロン酸として有名です。

レスチレンリド、レスチレンリフトリドは昔からあるヒアルロン酸で使い慣れているということから好むドクターも多い伝統あるヒアルロン酸です。

ニューラミスシリーズは韓国製のヒアルロン酸としてポピュラーなものでコストパフォーマンスに優れている印象です。

入れる本数によって合計金額もかなり変わってきますので、予算や希望する仕上がりに応じてヒアルロン酸を選択していきます。

ヒアルロン酸の持続期間は?

硬いヒアルロン酸ほど、高いヒアルロン酸ほど効果が長持ちする傾向にあります。

とにかく長持ちさせたければ硬いヒアルロン酸を注入すれば良いと思う方もいるかもしれませんが、例えば涙袋にカチカチのヒアルロン酸を入れてしまうと違和感が出てしまいますので、注入場所によって適したヒアルロン酸を選択するのが重要です。

逆に鼻に柔らかいヒアルロン酸を入れた場合はアバターのように鼻筋が太くなって変になりがちです。

具体的な持続時間(何ヶ月、何年)などをズバッと言い切れればいいのですが、入れる量によってかなり異なってきます。

たくさん入れれば長持ちしますし少なめだと早くなくなる傾向ですが、かといってあまりにたくさん入れすぎると変になってしまうので数字にあまりこだわらず物足りなくなってきたら追加するというくらいの気持ちでいるほうが良いでしょう。

ヒアルロン酸がまだ残っているのに追加しても大丈夫か、と聞かれることもありますが、ほとんどの場合は溶かさずに追加しても大丈夫ですのでご相談下さい。

また、部位による差も大きく、同じ種類のヒアルロン酸を入れたとしても持続期間はかなり異なります。

例えば、涙袋の場合だとほうれい線と比べて2-3倍ほど長く持つ印象です。

ヒアルロン酸の種類

では、ここから当院で取り扱ってる施術部位について具体的に必要な量を合わせて解説していきます。

1本1ccで、「1本」のみの表記は1本以下という意味でご理解下さい。

・ほうれい線ヒアルロン酸(必要量1-2本)

一番人気といって良いほど多くの肩が受けられている部位ですが、鼻翼基部(小鼻のすぐ横の部分)付近で特に塞栓リスクが高いので注意しながら施術しなければなりません。

残念ながら他の部位と比べてヒアルロン酸が吸収されやすく長持ちしにくい部位です。

口を動かしたり笑うことで入るシワや浅い筋のようになっているシワの改善はヒアルロン酸では難しく、ボトックス注射を使用することもありますが口を動かしにくくなるリスクもあります。

ほうれい線はタルミが出てくると悪化しやすくなるので、糸リフトやハイフなどのリフトアップの施術と組み合わせるとより効果的です。

中くらいの硬さのヒアルロン酸を入れるのがオススメです。

・鼻翼基部ヒアルロン酸(貴族フィラー)(必要量1本)

貴族フィラー 症例写真 AILE Clinic

ごく稀ではありますが、塞栓による失明リスクがあるため注入の際に注意が必要です。

中途半端な深さが一番危ないので、層としては皮膚のかなり浅めの層か骨のすぐ上の深めの層に注入していきます。

万が一塞栓が起こった場合は尋常ではないほどの痛みが出ることがありますのですぐにおっしゃって下さい。

中くらいあるいは硬めのヒアルロン酸を入れるのがオススメです。

・マリオネットラインほうれい線(必要量1-2本)

ブルドッグのように口の下のほうに入るシワで、タルミが原因で生じます。

多めにヒアルロン酸を入れるとその分シワも改善しやすくなりますが、仕上がりのことを考えるとマリオネットラインにたくさんヒアルロン酸を入れるよりも糸リフトなどのタルミ改善の施術と併用してヒアルロン酸の注入量を抑えてあげたほうが下膨れになりにくく形が良い印象です。

中くらいの硬さのヒアルロン酸を入れるのがオススメです。

・額ヒアルロン酸(必要量1-5本)

額のシワを少し埋めていきたいのか、おでこを丸くしたいのかで必要量がかなり異なります。

額のシワというとボトックス注射を使用するのがポピュラーですが目が重たくなるリスクがあるためシワに対してヒアルロン酸を入れることもたまにあります。

しかし、ほとんどの方はおでこを丸くしたいという要望で来られることが多く韓国でのオルチャンデコとしても知られております。

おでこの凹みを改善して丸くしたい場合はもともとの形や理想となる完成形によってかなり幅があり、2本程度である程度仕上がる場合もあればかなり本数が必要になるケースもありますが、少なめに入れた場合ボコボコになるリスクがあります。

コメカミのヒアルロン酸も併用してあげたほうがバランスが取れることもあります。

硬めのヒアルロン酸を入れるのがオススメです。

・コメカミヒアルロン酸(必要量2-4本)

硬めのヒアルロン酸を入れるのがオススメです。

・眉間ヒアルロン酸(必要量1本)

稀ではありますが塞栓による失明リスクが他の部位と比べて高いため取り扱っていない美容クリニックも多い部位です。

凹みがよっぽど目立っているという場合を除いては、最初からヒアルロン酸を入れることはせずにまずはボトックス注射で筋肉の動きを止めて様子見するほうが無難でしょう。

中くらいの硬さのヒアルロン酸を入れるのがオススメです。

・目の上ヒアルロン酸(必要量1本)

目の上ヒアルロン酸 症例写真 AILE Clinic

注入難易度がトップクラスのため取り扱っていない美容クリニックも多い部位です。

目の上の凹みに対して注入していきますが、たくさん入れると目が重たくなって開きにくくなったり、特に目を閉じた時にゴロゴロした異物感が目立つリスクがあるため、凹みを完全になくすのではなくほどほどに改善させるのがゴールになります。

また、目の上の凹みは時間帯によっても変動が大きく、朝は凹みが目立たず夜になると凹みが強調される傾向にありますが、夜の時間帯で揃えてしまうと朝にパンパンに腫れてしまいます。

リタッチ(再注入)前提とも言える部位で、最初は控えめに入れていきます。

柔らかいヒアルロン酸を入れるのがオススメです。

・目の下のヒアルロン酸(必要量1本)

目の下は皮膚が薄いためヒアルロン酸が青白く透けてしまう(チンダル現象)リスクのある部位です。

凹みに対して注入していきますが、目の下のクマ治療の場合は脂肪取りやタルミ取りの手術のほうが適しているケースもございます。

クマについての詳細はこちらのコラム なぜメイクで隠せないのか?目の下のクマの原因と改善方法 をご覧下さい。

ご自身で判断がつかないケースも多いかもしれませんのでお悩みの場合はカウンセリング枠でご相談下さい。

柔らかめのヒアルロン酸を入れるのがオススメです。

・涙袋ヒアルロン酸(必要量1本)

涙袋ヒアルロン酸 症例写真 AILE Clinic

何が正解というより完全に好みの世界です。

カウンセリングの際には理想形の写真があるとスムーズにご自身の要望を伝えられるでしょう。

注入の際に痛みが強く出やすい部位なので表面麻酔のオプションをオススメしますが、ヒアルロン酸がかなり長持ちしやすい部位なのでその点は救いでしょうか。

調子に乗って入れるとナメクジのようになってしまいやすい他、タルミがある場合は特に下に流れて涙袋ではなく目袋になってしまうリスクもあるため、比較的若い方に向いている施術と言えるでしょう。

柔らかめのヒアルロン酸を入れるのがオススメです。

・ゴルゴラインヒアルロン酸(必要量1-3本)

ゴルゴラインヒアルロン酸 症例写真 AILE Clinic

年齢を重ねると悪化する部位ですが、若い方でも骨格や靭帯の関係で目立っている方もおられます。

必要量は個人差が大きく、目の近くは柔らかいヒアルロン酸、頬骨上に注入する場合は硬めのヒアルロン酸がオススメです。

・ホホヒアルロン酸(必要量2-4本)

ホホがコケたようになっている場合に入れていきます。

面で入れていきますのである程度の量は必要になってきます。

柔らかめのヒアルロン酸がオススメです。

・アゴヒアルロン酸(必要量1-2本)

大きく分けて下のほうに注入してシャープにするか、前のほうに注入してEライン(鼻先とアゴ先を結んだ線)を整えるかのパターンがあります。

日本人の場合はアゴが後退して口が出ていることが多いので前のほうに注入することが多いです。

アゴにボトックス注射をすることでオトガイ筋の動きを止めて上げると長持ちしやすいため梅干しジワが目立っていない方でもボトックス注射を併用するのがオススメです。

比較的内出血しやすい部位のためメイクやマスクで隠して下さい。

硬めのヒアルロン酸がオススメです。

・口上、口下ヒアルロン酸(必要量1本)

ヒアルロン酸を入れることはあまりなくてボトックス注射のほうが良く使うパーツです。

柔らかめのヒアルロン酸がオススメです。

・口唇ヒアルロン酸(必要量1-2本)

口唇ヒアルロン酸 症例写真 AILE Clinic

涙袋と並んで痛みが強い部位ですので表面麻酔のオプションをオススメします。

上唇をめくれ上がったような形にすることで人中を短く見せたり、アヒル口のように見せたりとバリエーションが豊富な部位です。

M字リップやCカールリップなどのメニュー名のあるクリニックもあり、ボトックス注射と併用のパターンもあります。

ただ、完全に自由自在にいくわけではなくもともとの唇の形のポテンシャルで仕上がりが左右されがちです。

ヒアルロン酸の注入法を工夫することである程度形を整えることは可能ですが、形をあまりに変えようとしても施術直後のみしか持続せずヒアルロン酸が流れて元の形に戻ってしまう可能性もございます。

よっぽどでなければヒアルロン酸は1本あれば足ります。

柔らかめのヒアルロン酸がオススメです。

まとめ

以上、ヒアルロン酸について語ってきましたが、個人差の大きい施術となります。

個別にどうなのか、というのは実際に診察をしてみないと判断がつかないのでカウンセリングにてご相談下さい。

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上野・御徒町の美容外科・美容皮膚科 AILE Clinic(エールクリニック) 院長 井原力哉

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