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プロが教える治療法!首のシワの原因や日々のケアについても解説

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年齢とともに気になり始める首のシワ。

見た目年齢を左右する重要なポイントでありながら、ケアについてはあまり理解されていない部位です。

本記事では、首のシワが生じる原因から日々のホームケア、そして最新の治療法まで、美容のプロが徹底解説します。

あなたの首元を若々しく保つための秘訣を、ぜひ参考にしてください。

首のシワの原因

筋肉の動きによる縦皺・横皺

首の筋肉は日常的に動きを繰り返すため、その動きに沿って縦じわやたるみが形成されやすくなります。

首には様々な筋肉がありますが、広頸筋という首の表面を浅く覆っている筋肉が強いと縦に筋が入って縦皺が入ってしまいます。

20代などの若い方でも生じるのが筋肉による首のシワです。

この場合のシワ治療としては日常のケアでは対策が難しく、筋肉の動きを止めるボトックス(ボツリヌストキシン)注射が中心となります。

首の動きによる横皺の場合は、広頸筋ではない他の筋肉が関わっておりますが、その筋肉をボトックス注射で止めてしまうと首が動かなくなる副作用が強く出てしまうため現実的ではありません。

加齢による皮膚の変化とコラーゲン減少

年齢を重ねるにつれて、皮膚のコラーゲンとエラスチンの生産が減少するため、皮膚の弾力性が失われ、シワやたるみが形成されやすくなります。

皮膚の支えとなっているコラーゲン生成を促進するエイジングケアが、首のシワを治療し若々しさを保つ鍵となります。

紫外線ダメージの影響

首は日常的に紫外線にさらされやすい部位ですが、紫外線は皮膚の老化を促進し、コラーゲンの破壊を引き起こします。

紫外線にはUVAとUVBがあり、特にUVAがシワに関わっており、UVBがシミに関わっています。

日焼け止めや日傘などの適切な日焼け対策と肌質改善のためのケアが、首のシワ予防に不可欠です。

姿勢や寝方による影響

不良な姿勢や寝方は、首の皮膚に不自然な圧力をかけ、首のシワの形成を促進します。

日々のホームケアで意識的に姿勢を正し、適切な寝具を使用することが、シワ予防につながります。

特に最近では、頻繁に下を向く姿勢や、スマートフォンの使用による「テックネック(Tech Neck)」と呼ばれる症状が、首のたるみの原因となり、エイジングケアの必要性を高めています。

乾燥やストレスや喫煙

皮膚の乾燥は、シワの形成を促進して目立たせてしまいます。

また、ストレスによるコルチゾールというホルモンの分泌増加は、皮膚のコラーゲン生成を阻害します。

喫煙は血管収縮と動脈硬化を起こすことで皮膚組織の血流を悪くしますので首のシワにとって良くありません。

首のシワに対しては、保湿ケアとバランスの取れた食事や規則正しい生活などのストレス管理を含む総合的なエイジングケアが重要です。

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美容クリニックで受けられる最新シワ治療法

美容クリニックで受けられる首のシワ治療には以下のようなものがあります。

  • ヒアルロン酸注射
  • ボトックス(ボツリヌストキシン)注射
  • スキンブースター注射
  • フラクショナルレーザー
  • ピーリング
  • 糸リフト
  • リフトアップ手術


以上について、順番に説明していきます。

首のシワ治療に対しては保険適応となりませんので、治療費用は自費となります。

ヒアルロン酸注射

ヒアルロン酸注射は、首の皮膚に水分を補給しシワを改善します。

架橋剤というヒアルロン酸に硬さを持たせたり持続期間を持たせるお薬がありますが、首のシワの場合には通常架橋剤のないヒアルロン酸を使用します。

具体的な種類としてはボライトやプロファイロなどがあります。

ほうれい線やゴルゴラインなどのシワに注入するヒアルロン酸は架橋剤のあるヒアルロン酸を使用しますが、そういったものを首のシワに対して使用するとミミズのように盛り上がってしまいます。

そのため架橋剤のないヒアルロン酸を繰り返し注入することで改善していきます。

主なリスク副作用としては内出血であり、皮膚のごく浅い部分に注入していくので血管が詰まる塞栓リスクはほぼありません。

ボトックス(ボツリヌストキシン)注射

ボトックス注射は、首の筋肉の動きを抑制するボツリヌストキシンAという成分を注入することで筋肉から生じるシワの治療に対して行われます。

特に、広頸筋の動きから生じる縦じわの改善に効果的であり、1週間以内に効き始める感じで即効性があり1回でも効果が出やすい施術です。

持続期間は3-4ヶ月程度であり、首の動きが目立ってきたら追加をしていくことで首のシワのクセが抜けていきます。

リスク副作用としては、広頸筋そのものの動きを止めても副作用は出ませんが、胸鎖乳突筋など首の別の筋肉に効くと首を動かしにくくなってしまうなどの副作用が考えられます。

したがって、広頸筋だけに効かせるように浅く注射を行っていきます。

施術の詳細については「ボツラックス注射(ボツリヌストキシン)」をお読み下さい。

首のシワに限らず、額や眉間や目周りの表情じわに対しても効果的です。

スキンブースター注射

スキンブースター注射は、お肌の真皮層を刺激してコラーゲン生成を促すことで肌質改善をして首のシワを減らす施術です。

スキンブースターには様々な種類のものがあり、スネコスやリジュランやジュベルックなどがあります。

当院ではエクソソームの手打ちを採用しており、特に首の横皺に対して効果的です。

エクソソーム手打ちは、細胞外小胞体であるエクソソームを使用した新しい治療法で、HGF(肝細胞増殖因子)などの成長因子がお肌の再生を促します。

エクソソーム手打ちの詳細については「エクソソーム手打ち(美肌再生注射、肩コリ・痛み)」のページをご覧ください。

1週間以上間隔を空けると注射することができ、繰り返すことで徐々に肌質が改善していきます。

特にアトピーで赤みがあり肌荒れしている方に効果的で、その場合は1回だけでも効果を実感できることもあります。

フラクショナルレーザー

レーザー治療技術の進歩により、様々な種類のレーザーが使用可能になりましたが、フラクショナルレーザーはその1種です。

「フラクショナル」は「断片的な」という意味であり、フラクショナルレーザーは格子状に細かくエネルギを加えることで一時的に肌に穴を開けてコラーゲンの生成を促進し肌のきめを整えます。

フラクショナルレーザーにはCO2フラクショナルレーザーとピコフラクショナルがありますが、皮膚の傷つき方が違います。

CO2フラクショナルレーザーは剣山のように皮膚表面から真皮層へとエネルギーを加えてお肌を刺激します。

ピコフラクショナルはより新しいピコレーザーという機械を使いますが、特殊なレンズを先に装着して虫眼鏡のようにエネルギーを焦点に集めます。

そうすることで、従来のCO2フラクショナルレーザーと違って表面に傷をつけずに中に穴を空けることができますので、施術直後も肌のザラつきがなく赤みや腫れなどのダウンタイムが直後は強くても引くのが早いという特徴があります。

痛みを伴う施術ですので、表面麻酔(塗る麻酔)を使用することもあります。

当院で使用するピコレーザーは厚生労働省に認可されたエンライトンSRという機種で、先にMLAレンズという特殊なレンズを装着してからピコフラクショナルを行っていきます。

ピコフラクショナルの詳細については「ピコレーザー(ピコトーニング、ピコスポット、ピコフラクショナル、ピコダブル)」にてご確認下さい。

ダウンタイムについては個人差がありますが、出力が高めでフラクショナルレーザーを行うと赤みが数日続きますので、施術を受けるのが初めての方は予定が何も無い時に試すのが良いでしょう。

ピーリング

また、ピーリングにより肌をツルッとさせることも可能ですが、ピーリングをやりすぎてしまうと皮膚が薄くなりすぎてしまってかえって乾燥して首のシワが目立つこともありますので注意しましょう。

ピーリングは表皮の角質を剥がすお薬を塗布してから洗い流す施術で、一番オーソドックスなのはケミカルピーリングです。

当院ではマッサージピール(PRXーT33)を採用しており、真皮層のコラーゲンを刺激して肌のハリを改善する効果がある一方で皮むけさようはさほど強くないので、首のシワに対して非常に適している施術です。

リスク副作用は赤みや皮むけなどですが、ダウンタイムは軽度ですぐに落ち着いていきます。

糸リフト

生え際や耳の近くなどに針穴を空けてそこから棘のついた糸を挿入してリフトアップを行う施術で、首のシワがタルミにより生じている場合に行っていきます。

首に直接施術を行うというよりはフェイスラインを引っ張ることで首のタルミも改善していきます。

溶けない糸が使われていた時代もありましたが、金属の糸を挿入するとその後にレーザー系の施術がやりにくくなり、時間とともに新たにタルミが生じるために、金属ではない糸であってもタルミが新たに生じた状態で溶けない糸が残ってしまうという問題があります。

そのため、ほとんどのクリニックにおいて吸収される糸が使用されるようになり、主な素材はPDO(ポリデオキサノン)、PLLA(ポリ乳酸)、PCL(ポリカプロラクトン)が使われております。

糸リフトの施術間隔は、糸の種類や本数にもよりますが一般的に1年に1回程度の頻度でメンテナンスをするのが良いと言われております。

糸リフトの詳細については「AILE式PCLリフト(糸リフト)」をご確認下さい。

主なリスク副作用としては内出血や引き攣れがありますが時間とともに自然に落ち着いていきます。

リフトアップ手術

首のタルミが原因でシワが生じている場合、より顕著な改善を求める場合、リフトアップの切開手術が選択肢となります。

首のリフトアップ手術では、たるんだ皮膚を引き上げ、余分な皮膚を除去するので効果は非常に強力です。

反面、出血や腫れなどのダウンタイムやリスク副作用は最も大きく、かかる費用も大きくなります。

首だけで行うことはあまりなく、顔のほうのタルミも一緒に切除することが多い施術です。

首のシワを増やさないための日々のエイジングケアとホームケア

正しいスキンケア方法とエイジングケア製品の選び方

首のスキンケアは顔と同様に重要です。

クレンジングや洗顔後には、化粧水、美容液、クリームの順で丁寧にケアしましょう。

レチノール系(ビタミンA誘導体)入りのコスメは肌のターンオーバーを促進することでお肌にハリをもたらします。

ビタミンC誘導体入りのコスメやビタミンCの内服薬はコラーゲンの生成を促進します。

ただし、濃度が高すぎるとレチノールにしろビタミンCにしろ肌荒れや乾燥を起こしてかえってシワが目立ってしまうことになるので、肌荒れしないよう濃度には注意をして使用して下さい。

また、首専用のクリームは、首の皮膚の特性に合わせて開発されていますので、保湿成分やコラーゲン、ビタミンC誘導体などが配合されたものを選び試してみても良いでしょう。

首のストレッチとマッサージによる肌質改善

首のストレッチなどのエクササイズと軽いマッサージは、血流を促進し、リンパの流れを改善することで、肌質の改善とむくみの軽減が期待できます。

やり方としては耳の近くにあるリンパから流すようにイメージを行っていくという簡単なケアですが、毎日数分間コツコツとやっていきましょう。

ただし、マッサージを強くやりすぎてしまうとかえって皮膚が伸びて首のシワやタルミが悪化してしまいますので気をつけて行って下さい。

日焼け対策の重要性と紫外線からの肌保護

首のシワを予防するために首の日焼け対策は非常に重要です。

特に日差しが強い時期や長時間の外出を行う場合にはSPF50以上の日焼け止め製品を毎日塗布し、日傘や帽子やスカーフやハイネックの服で首を保護するのも効果的です。

日焼け止めで肌荒れしがちな場合はSPF30などのやや弱めのものを使用するのが良いでしょう。

まとめ

首のシワ対策には、日々のホームケア、適切な生活習慣、そして必要に応じた美容医療など、総合的なアプローチが必要です。

エイジングケア製品の使用、UVケア、バランスの取れた食事など、複数の対策を組み合わせることで、より効果的な結果が得られます。

自宅でのケアだけでは改善が見られない場合や、より積極的な治療を検討する際は、美容クリニックでの相談をおすすめします。

専門家との無料カウンセリングを利用し、自分の肌質や悩みに合わせた個別化された治療プランを立てることが、効果的なシワ治療への近道となります。

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東京上野・御徒町の美容外科・美容皮膚科 AILE Clinic(エールクリニック) 院長 井原力哉

また、それぞれの治療内容の料金は「エールクリニックの料金ページ」に詳細を記載しております。ぜひ本記事と併せてご覧ください。

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