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コラム

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2024.07.15

#美容皮膚科

ニキビ跡のしこりに悩む方へ【原因や治療法について解説】

ニキビは多くの人が経験する肌トラブルですが、その後に残るしこりに悩まされる方も少なくありません。

本記事では、ニキビ跡のしこりの原因や種類、ニキビ跡を治療するための方法を解説しますので、ぜひ参考にしてください。

ニキビ跡のしこりとは?原因と症状を解説

ニキビ跡のしこりは、ニキビの炎症が治まった後に皮膚内部に残る硬い隆起のことです。

見た目の問題だけでなく、触ると痛みを感じることもあります。

ニキビ跡のしこりが生じるメカニズム

ニキビ跡のしこりは、炎症によって傷ついた皮膚を修復する過程で過剰に生成されたコラーゲンが原因です。

皮膚は傷を修復しようと急いでコラーゲンを作り出すため、それが皮膚内部に蓄積して固いしこりとなるのです。

しこりの種類と特徴

ニキビ跡のしこりには主に以下の種類があります

  1. 赤みを帯びたしこり:炎症が続いている状態
  2. 硬いしこり:コラーゲンが過剰に蓄積した状態
  3. 陥没したしこり:皮膚組織が失われた状態

ニキビのしこりと粉瘤の違い

ニキビのしこりと粉瘤は似ているように見えますが、実は全く異なるものです。

  • ニキビのしこり:ニキビの炎症後に生じる
  • 粉瘤:皮脂腺や毛包が詰まって形成される嚢胞

粉瘤は触ると動く場合が多く、中に白い粥状の内容物が詰まっています。

一方、ニキビのしこりは皮膚と一体化しており、動きません。

また、サイズについてもニキビ跡のしこりより粉瘤のほうが大きい傾向にあり、1cmを超える場合は粉瘤を疑ったほうが良いでしょう。

治療法も異なり、粉瘤の場合は基本的に切開手術が必要となります。

ニキビ跡のしこりの予防法

ニキビ跡のしこりを予防するには、ニキビ自体の悪化を防ぐことが重要です。

正しいスキンケア方法

朝晩の丁寧な洗顔、適切な保湿、ニキビ用の薬用化粧水や美容液の使用が重要です。

肌荒れが強い状態の時には、高濃度のレチノールやハイドロキノンなど刺激性の強い成分が入ったコスメは控えましょう。

生活習慣の改善

十分な睡眠、ストレス管理、規則正しい生活リズムを心がけましょう。

適切な食事と栄養摂取

バランスの取れた食事、ビタミンBやCやEの摂取、水分補給の徹底が重要です。

食事が乱れがちな場合はサプリメントや内服薬で補ってあげると良いでしょう。

ニキビ跡のしこりの自宅でのケア方法

自宅でもできるケア方法を紹介します。

温冷療法やマッサージの効果

温冷療法は血行促進と炎症抑制に効果があると言われておりますが、行うタイミングに注意が必要です。

急性期の炎症が強い状態のニキビに対しては冷やすことで炎症を抑える効果が期待できます。

ただし、冷やしすぎると凍傷のリスクがありますので、痛くなく気持ちが良い程度に抑えましょう。

炎症が落ち着いた慢性期の状態に対しては冷やすのはかえって逆効果です。

お肌の再生を促進するために血行を良くしたほうが良いのでむしろ温めるほうが良いでしょう。

また、血行促進のためにマッサージも効果的ですが、強く力をかけすぎるとお肌に負担がかかりますので優しく行っていきましょう。

おすすめのスキンケア製品

ビタミンC誘導体配合の美容液、ナイアシンアミド含有の化粧水、レチノール配合のクリームがよく用いられます。

これらの成分は肌の再生を促進し、しこりの改善に役立ちます。

美容クリニックで行うニキビ跡のしこり治療

自宅でのケアだけでは改善が見られない場合、美容クリニックでの治療を検討しましょう。

ケナコルト注射療法の効果と特徴

ケナコルト(トリアムシノロンアセトニド)の注射は、ステロイド剤を直接しこりに注入する治療法です。

  • 即効性がある
  • 炎症を抑える効果が高い

という特徴がありますが、ステロイドの副作用(血糖値上昇や感染など)に注意が必要です。

リザベン内服治療の仕組みと利点

リザベン(トラニラスト)は抗アレルギー薬として知られていますが、ニキビの炎症にも効果があります。

  • 炎症を抑制する
  • 肌の再生を促進する
  • 副作用が比較的少ない

長期的な服用が必要ですが、比較的安全性が高い治療法です。

レーザー治療の種類と効果

レーザー治療は、しこりの種類や状態に応じて最適なものを選択します。

お肌の凹凸に対しては、CO2フラクやピコフラクなどのフラクショナルレーザーを行っていきます。

フラクショナルレーザーは一時的に肌にダメージを与えますのでダウンタイムが生じますが、肌の再生を促進させ滑らかなお肌にしていきます。

ニキビ跡の赤みに対してはロングパルスレーザーやIPL(光治療)を行っていきます。

その他の最新治療法

高周波治療、ケミカルピーリング、マイクロニードル治療などがあります。

マイクロニードルではダーマペン4が有名で、針と高周波を組み合わせた機器としてポテンツァやエリシスセンスなどがあります。

ニキビ跡のしこり治療の選び方

症状の程度による治療法の選択

軽度のしこり:自宅でのケアや内服治療から始める
中度のしこり:レーザー治療を検討
重度のしこり:基本的にはケナコルト注射を行うことが多く、複合的な治療が必要な場合もあり

ニキビ跡の軽度のしこりについてはニキビの炎症が治まっていくとともに数週間で自然に改善することもあります。

費用と効果のバランス・治療期間と通院頻度の考慮

治療法によって必要となる回数や費用は大きく異なります。

しこりの程度によって変わってきますので、気になる方はカウンセリングにてご相談下さい。

また、施術によっては出血などのダウンタイムが生じることもありますので、仕事などのスケジュールによっても影響されます。

日常生活での注意点

ニキビ跡のしこり治療後は、日常生活での注意点を守ることが重要です。

まず、日焼け対策を徹底し、紫外線から肌を守ることで、治療の効果を維持し、新たなしこりの形成を防ぎます。

また、刺激の強い化粧品の使用を避け、肌に優しい製品を選ぶことで、肌への負担を軽減します。

さらに、清潔な寝具を使用することで、細菌の繁殖を防ぎ、肌環境を清潔に保つことができます。

これらの注意点を日々の生活に取り入れることで、治療効果を最大限に引き出し、美しい肌を維持することができます。

再発防止のためのケア方法

ニキビ跡のしこりの再発を防ぐためには、継続的なケアが欠かせません。

定期的なスキンケアを継続し、肌の状態を安定させることが重要です。

また、ストレス管理と十分な睡眠を心がけることで、肌の回復を促進し、新たなニキビの発生を抑えることができます。

さらに、バランスの取れた食事を心がけ、肌に良い栄養素を積極的に摂取することで、内側からも肌を健康に保ちます。

これらのケア方法を日常的に実践することで、ニキビ跡のしこりの再発リスクを大幅に軽減することができます。

定期的なフォローアップの重要性

ニキビ跡のしこり治療後も、定期的なフォローアップが重要です。

治療後も継続して美容クリニックでチェックを受けることで、早期に問題を発見し、適切な対応が可能になります。また、肌の状態の変化に応じて、治療計画を柔軟に調整することができます。

定期的な診察では、肌の状態だけでなく、日常のケア方法についてのアドバイスも受けられるため、長期的な肌の健康維持に役立ちます。

どの施術が適しているのかわからない方への対応も当院は行っておりますのでカウンセリングにてご相談下さい。

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東京上野・御徒町の美容外科・美容皮膚科 AILE Clinic(エールクリニック) 院長 井原力哉

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