ニキビ跡のしこり・膨らみに悩む方へ【原因や治療法について解説】 | 東京都上野御徒町の美容外科美容皮膚科エールクリニック|AILE Clinic

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2026.04.01

#美容皮膚科

ニキビ跡のしこり・膨らみに悩む方へ【原因や治療法について解説】

ニキビは多くの人が経験する肌トラブルですが、その後に残るしこりやふくらみに悩まされる方も少なくありません。

本記事では、ニキビ跡のしこりの原因や種類、ニキビ跡を治療するための方法を美容外科美容皮膚科医の井原が解説しますので、ぜひ参考にしてください。

CONTENS

ニキビ跡のしこりとは?原因と症状を解説

ニキビ跡のしこりは、ニキビの炎症が治まった後に皮膚内部に残る硬い隆起のことです。

見た目の問題だけでなく、炎症が残っている場合触ると痛みを感じることもあります。

ニキビ跡のしこりが生じるメカニズム

ニキビ跡のしこりは、炎症によって傷ついた皮膚を修復する過程で過剰に生成されたコラーゲンが原因です。

皮膚は傷を修復しようと急いでコラーゲンを作り出すため、それが皮膚内部に蓄積して固いしこりとなるのです。

ニキビ跡にはしこりだけではなく、赤みや炎症後色素沈着やクレーター(陥凹性瘢痕)の状態になることがあり、しこり以外のニキビ跡についての詳しい解説はニキビ跡の種類・原因と効果的な治療法!美肌への近道はコレをお読み下さい。

しこりの種類と特徴

ニキビ跡のしこりには主に以下の種類があります

  1. 赤みを帯びたしこり:炎症が続いている状態
  2. 硬いしこり:コラーゲンが過剰に蓄積した状態
  3. 陥没したしこり:皮膚組織が失われた状態

ニキビのしこりと粉瘤の違い

ニキビのしこりと粉瘤は似ているように見えて紛らわしいものですが、実は全く異なるものです。

  • ニキビのしこり:ニキビの炎症後に生じる
  • 粉瘤:皮脂腺や毛包が詰まって形成される嚢胞

粉瘤は触ると動く場合が多く、中に白い粥状の内容物が詰まっており、中央にへそのように黒い点(開口点)が存在します。

一方、ニキビのしこりは皮膚と一体化しており動きがなく、開口点もありません。

また、サイズについてもニキビ跡のしこりより粉瘤のほうが大きい傾向にあり、1cmを超える場合は粉瘤を疑ったほうが良いでしょう。

ニキビ跡のしこりは基本的に大きくなることはありませんが、粉瘤の場合は徐々に大きくなることもあります。

粉瘤には古くなった皮膚の角質(垢)や皮脂が混ざり合ったお粥状の物が詰まっておりその内容物が外に出た場合独特の強い悪臭を放ちますが、ニキビ跡のしこりは炎症で過剰に生成されたコラーゲンであるため匂いもありません 。

ニキビ跡のしこりには痛みがありませんが、粉瘤は炎症を起こして腫れ上がり痛みが生じることもあります。

治療法も異なり、粉瘤の場合は基本的に切開手術が必要となりますが、ご自身で判断が難しかったりお悩みの場合は医療機関の受診をオススメします。

ニキビ跡のしこりの予防法

ニキビ跡のしこりを予防するには、ニキビ自体の悪化を防ぐことが重要です。

正しいスキンケア方法

朝晩の丁寧な洗顔、適切な保湿、ニキビ用の薬用化粧水や美容液の使用が重要です。

肌荒れが強い状態の時には、高濃度のレチノールやハイドロキノンなど刺激性の強い成分が入ったコスメは控えましょう。

生活習慣の改善

十分な睡眠、ストレス管理、規則正しい生活リズムを心がけましょう。

適切な食事と栄養摂取

バランスの取れた食事、ビタミンBやCやEの摂取、水分補給の徹底が重要です。

食事が乱れがちな場合はサプリメントや内服薬で補ってあげると良いでしょう。

ニキビ跡のしこりの自宅でのケア方法

自宅でもできるケア方法を紹介します。

温冷療法やマッサージの効果

温冷療法は血行促進と炎症抑制に効果があると言われておりますが、行うタイミングに注意が必要です。

急性期の炎症が強い状態のニキビに対しては冷やすことで炎症を抑える効果が期待できます。

ただし、冷やしすぎると凍傷のリスクがありますので、痛くなく気持ちが良い程度に抑えましょう。

炎症が落ち着いた慢性期の状態に対しては冷やすのはかえって逆効果です。

お肌の再生を促進するために血行を良くしたほうが良いのでむしろ温めるほうが良いでしょう。

また、血行促進のためにマッサージも効果的ですが、強く力をかけすぎるとお肌に負担がかかりますので優しく行っていきましょう。

おすすめのスキンケア製品

ビタミンC誘導体配合の美容液、ナイアシンアミド含有の化粧水、お肌のターンオーバー促進作用のあるレチノール配合のクリームがよく用いられます。

これらの成分は肌の再生を促進し、しこりの改善に役立ちます。

ただし、肌に炎症や赤みが残っている状態ではレチノールなどの刺激性の強いものを含むコスメは控えましょう。

美容クリニックで行うニキビ跡のしこり治療

自宅でのケアだけでは改善が見られない場合、美容クリニックでの治療を検討しましょう。

ケナコルト注射療法の効果と特徴

ケナコルト(トリアムシノロンアセトニド)の注射は、ステロイド剤を直接しこりに注入する治療法です。

  • 即効性がある
  • 炎症を抑えてコラーゲン分解を促進する

という特徴がありますが、ステロイドの副作用やリスク(血糖値上昇や感染、凹み、皮膚が薄くなり赤みが目立つようになるなど)に注意が必要です。

ケナコルト注射はニキビ跡のしこりや膨らみに限らず、外科手術や怪我による肥厚性瘢痕やケロイドに対しても使用されます。

肥厚性瘢痕はキズの部位にしこりや膨らみが限局しておりますが、ケロイドはキズの範囲をこえて広がりが生じ治療に対してもより抵抗性が高い特徴があります。

しこりに対するケナコルト施術の症例写真(施術前と3回注射後)

ケナコルト症例写真施術前と3回注射後
通常料金1回:14300円税込
リスク副作用:感染、出血など

AILE Clinicでは、ケナコルト注射による感染や凹みなどのリスクを低減するために、感染が落ち着いてもしこりとなって完成したニキビ跡に対して注射を行うようにして施術間隔は最低でも1ヶ月以上は空けるようにして注意をしつつ行っております。

ボツリヌストキシン注射(ボトックス注射)

皮膚に張力がかかると線維芽細胞増殖やコラーゲン増生が促されて傷跡が目立ちやすくなるため、筋肉の動きを止めるボツリヌストキシン注射を打つこともあります。

ボツリヌストキシン注射は1週間ほどで効果が出てきて、3-4ヶ月ほど持続をします。

ただし、表情が固くなるなどのリスクがございますので、打つ場所については注意が必要であり、医師とのカウンセリングにてよくご相談ください。

もし、ボツリヌストキシンが効きすぎて表情筋が動かしにくくなる副作用が強い場合は、熱を加えてボツリヌストキシンを失活させたり、オビソート注射で筋肉の動きを強める方法などが取られます。

ボトックス注射の取扱いがあってもオビソート注射を取り扱っていない美容クリニックもありますが、AILE Clinicではオビソート注射の取り扱いがあり、当院でボツリヌストキシン注射を受けた方に対してはお安い価格でオビソートによる修正を受けられるというメリットがございます。

リザベン・柴苓湯による内服治療の仕組みと利点

リザベン(トラニラスト)は抗アレルギー薬として知られていますが、線維芽細胞増殖を抑制する効果がありニキビの炎症にも効果があります。

  • 炎症を抑制する
  • 肌の再生を促進する
  • 副作用が比較的少ない

長期的な服用が必要ですが、比較的安全性が高い治療法です。

リザベンの副作用としては、膀胱炎などが挙げられます。

また、柴苓湯もリザベンと同様に線維芽細胞増殖を抑制する効果があるためニキビ跡のしこりや膨らみに対して効果が期待できます。

リザベンと比較した際の柴苓湯のデメリットとしては薬価が高額という点がありますが、柴苓湯にはむくみ改善効果が期待できます。

リザベン・柴苓湯内服の料金などの詳細についてはこちらでご確認ください。

貼付薬やテープによる治療

ニキビ跡のしこりや膨らみに対して、ステロイドを含むエクラープラスターを使用したり、シリコンジェルシートを使用することがございます。

シリコンジェルシートは楽天やAmazonなどでも購入可能で、ケナコルト注射などの治療と併用も可能です。

シリコンジェルシートについては、キズに張力(テンション)をかけないようにすることが重要なので、キズを寄せながら貼っていきましょう。

レーザー治療の種類と効果

レーザー治療は、しこりの種類や状態に応じて最適なものを選択します。

お肌の凹凸に対しては、CO2フラクやピコフラクなどのフラクショナルレーザーを行っていき、一部の目立ったしこりというよりはどちらかというと広範囲のニキビ跡のクレーターに対して使用されることの多い治療法です。

フラクショナルレーザーは一時的に肌にダメージを与えますのでダウンタイムが生じますが、肌の再生を促進させ滑らかなお肌にしていきます。

AILE Clinicではピコフラクショナルレーザーによる治療を取り扱っております。

ただし、注意点としてピコフラクショナルレーザーは出力によってお肌に対する効果が異なり、ニキビ跡の凹凸に対して治療を行う場合は高めの出力で照射を行う必要があり、その場合施術によるダウンタイムが強く出てしまうため治療スケジュールに注意が必要です。

当院でのピコフラクショナルレーザーハイパワーの症例写真(施術前→施術直後→施術翌日の順)を以下に提示しますのでダウンタイムの参考にしてください。肌質によってはもっと赤みが強く出ることもあります。

ピコフラクショナルハイパワーの施術前の症例写真
ピコフラクショナルハイパワーの施術直後の症例写真
ピコフラクショナルハイパワーの施術翌日の症例写真

ピコフラクショナルハイパワー全顔の症例写真(施術前→施術直後→施術翌日の順)
初回価格:19,800円税込み
リスク・副作用:赤み、痛み、色素沈着など

ピンポイントでさらに強い出力でのフラクショナルレーザーを受けたい方には、ピコトーニングやピコフラクショナルを受けられる場合のオプションメニューとしてピコフラクショナル超ハイパワースタック打ちオプション 1ヶ所(10mm×10mm以内)で税込3,300円のメニューもご用意しております。

ニキビ跡の赤みに対してはロングパルスレーザーやIPL(光治療)を行っていきます。

その他の最新治療法

高周波治療、ケミカルピーリング、マイクロニードル治療などがあります。

マイクロニードルではダーマペン4が有名で、針と高周波を組み合わせた機器としてポテンツァやエリシスセンスなどがあります。

ニキビ跡の赤みが残っている方に対しては、抗炎症作用のあるウーバーピールという薬とダーマペンを組み合わせるのがオススメです。

ニキビ跡のしこり治療の選び方

症状の程度による治療法の選択

軽度のしこり:自宅でのケアや内服治療から始める
中度のしこり:レーザー治療を検討
重度のしこり:基本的にはケナコルト注射を行うことが多く、複合的な治療が必要な場合もあり

ニキビ跡の軽度のしこりについてはニキビの炎症が治まっていくとともに数週間で自然に改善することもあります。

費用と効果のバランス・治療期間と通院頻度の考慮

治療法によって必要となる回数や費用は大きく異なります。

しこりの程度によって変わってきますので、気になる方はカウンセリングにてご相談下さい。

また、施術によっては出血などのダウンタイムが生じることもありますので、仕事などのスケジュールによっても影響されます。

例えば、ケナコルト注射の場合、1回の施術で変化が出ることもありますが、1ヶ月以上の間隔を空けて繰り返し治療を行っていき、施術回数は3回程度が目安となりますが、しこりの強さによっては治療期間がトータルで1年以上かかることもあります。

リザベンや柴苓湯などの内服薬についてもすぐに効果が出るものではなく、何ヶ月もかけて根気よく行っていくのが重要です。

日常生活での注意点

ニキビ跡のしこり治療後は、日常生活での注意点を守ることが重要です。

まず、日焼け対策を徹底し、紫外線から肌を守ることで、治療の効果を維持し、新たなしこりの形成を防ぎます。

また、刺激の強い化粧品の使用を避け、肌に優しい製品を選ぶことで、肌への負担を軽減します。

さらに、清潔な寝具を使用することで、細菌の繁殖を防ぎ、肌環境を清潔に保つことができます。

これらの注意点を日々の生活に取り入れることで、治療効果を最大限に引き出し、美しい肌を維持することができます。

再発防止のためのケア方法

ニキビ跡のしこりの再発を防ぐためには、継続的なケアが欠かせません。

定期的なスキンケアを継続し、肌の状態を安定させることが重要です。

また、ストレス管理と十分な睡眠を心がけることで、肌の回復を促進し、新たなニキビの発生を抑えることができます。

さらに、バランスの取れた食事を心がけ、肌に良い栄養素を積極的に摂取することで、内側からも肌を健康に保ちます。

これらのケア方法を日常的に実践することで、ニキビ跡のしこりの再発リスクを大幅に軽減することができます。

定期的なフォローアップの重要性

ニキビ跡のしこり治療後も、定期的なフォローアップが重要です。

治療後も継続して美容クリニックでチェックを受けることで、早期に問題を発見し、適切な対応が可能になります。また、肌の状態の変化に応じて、治療計画を柔軟に調整することができます。

定期的な診察では、肌の状態だけでなく、日常のケア方法についてのアドバイスも受けられるため、長期的な肌の健康維持に役立ちます。

ニキビ跡のしこりについてよくあるご質問(FAQ)

Q1. ニキビ跡のしこりは自然に治りますか?

A. 軽度のしこりであれば、ニキビの炎症が治まるとともに数週間で自然に改善することもあります。ただし、中度から重度のしこりの場合は、自然治癒は難しく、適切な治療が必要になることが多いです。

Q2. ニキビ跡のしこりと粉瘤の見分け方を教えてください。

A. ニキビ跡のしこりは皮膚と一体化しており動かず開口点がないのが特徴です。粉瘤は触ると動くことが多い、中央に黒い点(開口点)がある、1cmを超えることが多いというのが特徴です。判断が難しい場合は、医療機関での診察をおすすめします。

Q3. ケナコルト注射の治療期間はどのくらいですか?

A. 1回の施術で効果が出ることもありますが、通常は1ヶ月以上の間隔を空けて繰り返し治療を行います。3回程度で良くなることもありますが、しこりの状態によってはトータルで1年以上かかることもあります。

Q4. 自宅でできるケアで気をつけることはありますか?

A. 肌に炎症や赤みが残っている急性期には、レチノールなど刺激の強い成分を避け、優しく冷やすケアを。炎症が落ち着いた慢性期には、血行促進のための温めるケアや優しいマッサージが効果的です。

Q5. レーザー治療のダウンタイムはどの程度ですか?

A. 治療の種類や出力によって異なりますが、フラクショナルレーザーはダウンタイムが強めです。肌質によってはより強い赤みが出ることもあるため、治療スケジュールには注意が必要です。

Q6. 内服薬(リザベン・柴苓湯)はすぐに効果が出ますか?

A. いいえ、これらの内服薬はすぐに効果が出るものではありません。何ヶ月もかけて根気よく継続することが重要です。比較的安全性が高い治療法ですが、長期的な服用が必要となります。

Q7. 治療後の日常生活で特に注意すべきことは?

A. 日焼け対策を徹底し紫外線から肌を守ること、刺激の強い化粧品を避け肌に優しい製品を選ぶこと、清潔な寝具を使用し肌環境を清潔に保つことなどが大切です。

Q8. どの治療法が自分に合っているか分かりません。

A. 症状の程度や肌質、ライフスタイルによって最適な治療法は異なります。当院では、患者様一人ひとりの状態に合わせた治療プランをご提案しております。まずはAILE Clinicのカウンセリングでお気軽にご相談ください。

まとめ

ニキビ跡のしこりは、炎症後に過剰生成されたコラーゲンが皮膚内部に蓄積することで生じます。

症状の程度や種類によって適切な対処法が異なるため、まずは自分のしこりの状態を正しく把握することが大切です。

軽度のものであれば、正しいスキンケアや生活習慣の改善、ビタミンC誘導体・ナイアシンアミド・レチノール配合の化粧品を用いた自宅ケアで改善が見込める場合もありますが、自宅ケアだけでは効果が不十分な場合は、美容クリニックでの治療を検討しましょう。

クリニックでの治療には、即効性の高いケナコルト注射をはじめ、内服薬(リザベン・柴苓湯)、レーザー治療、マイクロニードル治療など、さまざまな選択肢があります。

治療は1回で完結するものではなく、しこりの程度によっては長期間にわたるケアが必要になることも少なくありません。

治療後は日焼け対策や肌に優しいスキンケアを継続し、定期的なフォローアップを受けながら再発防止に努めることが、美しい肌を長く保つ鍵となります。

しこりの状態や治療法の選択に迷った際は、ぜひ一度AILE Clinicのカウンセリングにてご相談ください。

お一人おひとりの肌の状態に合わせた最適な治療プランをご提案いたします。

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東京上野・御徒町の美容外科・美容皮膚科 AILE Clinic(エールクリニック) 院長 井原力哉

参考文献
Leszczynski R, da Silva CA, Pinto ACPN, Kuczynski U, da Silva EM. Laser therapy for treating hypertrophic and keloid scars. Cochrane Database Syst Rev. 2022 Sep 26;9(9):CD011642. doi:

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