ニキビ跡のしこり・膨らみに悩む方へ【原因や治療法について医師が解説】 | 東京都上野御徒町の美容外科美容皮膚科エールクリニック|AILE Clinic

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2026.08.06

#美容皮膚科

ニキビ跡のしこり・膨らみに悩む方へ【原因や治療法について医師が解説】

ニキビは多くの人が経験する肌トラブルですが、その後に残るしこりやふくらみに悩まされる方も少なくありません。

ニキビ跡のしこりや膨らみは、単なる治りかけのニキビではなく、真皮の組織修復の過程で生じた瘢痕(はんこん)であったり、ニキビとよく似た別の疾患である粉瘤(ふんりゅう)であったりと、その正体はさまざまです。

正体によって適切な対処法はまったく異なり、自己流のケアがかえって症状を悪化させてしまうこともあります。

本記事では、ニキビ跡のしこりの原因や種類、ニキビ跡を治療するための方法を日本皮膚科学会『尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023』日本形成外科学会「ケロイド・肥厚性瘢痕」などの公的な診療ガイドラインを踏まえながら、美容外科美容皮膚科AILE Clinic院長の井原力哉が解説しますので、ぜひ参考にしてください。

ニキビ跡のしこり・膨らみの正体とは?まずは自分の症状をセルフチェック

ニキビ跡のしこりや膨らみは実は一つではなく大きく分けて次の4つの状態が考えられます。

病態主な原因見た目・特徴治療
炎症性結節・嚢腫(しこりニキビ)毛穴深部での強い炎症深部に硬い腫れがあり動かない/黒い点なし/押すと強い痛み・熱感/数mm〜1cmで化膿とともに増大抗菌薬の内服・外用、圧出、ケナコルト注射、自然治癒することもあり
肥厚性瘢痕(ニキビ跡の膨らみ)傷の修復過程での過剰なコラーゲン硬く盛り上がり皮膚と一体化/黒い点なし/通常無痛〜軽いかゆみ/元のニキビの範囲内にとどまるケナコルト注射、ステロイドテープ、ボトックス、レーザー、自然軽快も完全な平坦化は困難
ケロイド体質+慢性炎症で周囲へ拡大非常に硬くゴツゴツし周囲へ及ぶ/黒い点なし/強いかゆみ・痛み・引きつれあり/元の範囲を超えて拡大ケナコルト注射、ステロイドテープ、内服、圧迫、自然治癒は不可
粉瘤(アテローム)皮下の袋に角質・皮脂が蓄積弾力があり皮膚の下で動く/中央にへそ状の黒い点(開口部)あり/通常無痛(感染時は激痛)/徐々に数cmまで拡大形成外科での切開摘出、自然治癒は不可

炎症性結節・嚢腫(しこりニキビ)

毛穴の深い部分(真皮層)で強い炎症が起きている状態です。

触れると根が深く硬い腫れがあり、押すと痛みや熱感を伴うことがあります。

この段階で炎症を放置すると真皮組織がダメージを受け、後々の瘢痕(しこり・凹み)につながりやすくなるため、炎症を伴う嚢腫に対しては抗菌薬の内服・外用とあわせた早期治療が重要とされています1

肥厚性瘢痕とケロイド

ニキビの炎症が引いた後も皮膚が硬く盛り上がって残る状態が肥厚性瘢痕やケロイドです。

盛り上がりが元のニキビの範囲内にとどまるものを肥厚性瘢痕、周囲の健康な皮膚を越えて広がり、強いかゆみや痛みを伴うものをケロイドと呼び分けまが、いずれも体質(遺伝的要因)に加え、傷にかかる張力(テンション)などの局所因子が発生・悪化に関わるとされ、フェイスライン・下顎・胸元・背中など、皮膚が引っ張られやすい部位にできやすい傾向があります2

項目肥厚性瘢痕ケロイド
主な原因深い外傷、やけど、手術縫合創の治癒の遅れ体質により軽微なニキビ跡やピアスなどの微小な傷でも生じる可能性あり
広がり方もとの傷の範囲を超えずに盛り上がるもとの傷の範囲を超えて周囲の正常な皮膚へ広がる
できやすい部位関節部、動きの多い部位、皮膚の張力が強い部位前胸部、肩、耳、恥骨上部など
自覚症状赤み、盛り上がり、軽いかゆみやつっぱり感強いかゆみ、刺すような痛み、強いつっぱり感
ケナコルトの反応性比較的良好で複数回で平坦化しやすい症状緩和に有効だが難治性で再発しやすく、長期管理が必要

ニキビ跡と間違えやすい粉瘤(アテローム)

ニキビ跡のしこりと最も混同されやすいのが粉瘤(ふんりゅう/アテローム)です。

粉瘤は皮膚の下に袋状の組織ができ、そこに角質(垢)や皮脂が溜まっていく良性の腫瘍で、ニキビとは根本的に異なります。

見分けるポイントは次の3つで、中央にへそのような黒い点(開口部)があること、触ると皮膚の下でコロコロと動くこと、強く押すと独特のにおいのある粥状の内容物が出ることがあることです。

また、1cmを超えて大きくなる場合や、徐々にサイズが増している場合も粉瘤を疑います。

粉瘤は塗り薬・注射・レーザーでは治らず、形成外科での切開摘出手術が必要で、自己判断で潰すと感染・炎症の原因になるため、気になる場合は医療機関を受診しましょう3

なぜニキビ跡がしこりや膨らみになるのか?発生のメカニズム

真皮の組織破壊とコラーゲンの過剰生成

ニキビの炎症が強くなると、毛穴の壁(毛包壁)が破れ、内部のアクネ菌・皮脂・角質が真皮へ漏れ出します。

すると体は傷ついた真皮を修復しようと線維芽細胞を活性化させ、コラーゲンを大量に作り出します。

ところが炎症が長引いたり組織破壊が広範囲に及んだりすると、コラーゲン産生の制御がうまくいかず、過剰に作られた線維組織が密に固まって、皮膚の表面に硬いしこり・膨らみとして残り肥厚性瘢痕となることがあります。

皮膚の張力(テンション)による瘢痕の悪化

フェイスライン・首元・胸元などは、表情の動きや開口、衣服との摩擦などで日常的に皮膚が引っ張られます。

この張力が治りかけの傷に加わり続けると、線維芽細胞が刺激されて炎症性のシグナルが持続し、線維化(組織が硬くなること)が止まらなくなります。

傷にかかる張力が瘢痕の発生・悪化に関わることは、日本形成外科学会のガイドラインでも局所因子として挙げられています。

後述するボトックス注射や、テープ・シートによる圧迫固定は、この張力を和らげることを狙った治療です。

ニキビ跡にはしこりだけではなく、赤みや炎症後色素沈着やクレーター(陥凹性瘢痕)の状態になることがあり、しこり以外のニキビ跡についての詳しい解説はニキビ跡の種類・原因と効果的な治療法!美肌への近道はコレをお読み下さい。

ニキビ跡のしこりの予防法やセルフケア

ニキビ跡のしこりを予防するには、ニキビ自体の悪化を防ぐことが重要です。

正しいスキンケア方法

朝晩の丁寧な洗顔、適切な保湿、ニキビ用の薬用化粧水や美容液の使用が重要です。

ビタミンC誘導体配合の美容液、ナイアシンアミド含有の化粧水、お肌のターンオーバー促進作用のあるレチノール配合のクリームは肌の再生を促進ししこりの改善に役立ちます。

ただし、肌に炎症や赤みが残っている状態の時には、高濃度のレチノールやハイドロキノンなど刺激性の強い成分が入ったコスメは控えましょう。

紫外線対策

しこりや瘢痕の部分は、紫外線を浴びると炎症後色素沈着(茶色い跡)を起こしやすく、黒ずんだ膨らみとして残りやすくなりますので、日焼け止めや帽子などで紫外線対策を徹底しましょう。

生活習慣の改善

十分な睡眠、ストレス管理、規則正しい生活リズムを心がけましょう。

適切な食事と栄養摂取

バランスの取れた食事、ビタミンBやCやEの摂取、水分補給の徹底が重要です。

食事が乱れがちな場合はサプリメントや内服薬で補ってあげると良いでしょう。

温冷療法やマッサージの効果

温冷療法は血行促進と炎症抑制に効果があると言われておりますが、。急性期の炎症が強い状態のニキビに対しては冷やすことで炎症を抑える効果が期待できます。

ただし、冷やしすぎると凍傷のリスクがありますので、痛くなく気持ちが良い程度に抑えましょう。

炎症が落ち着いた慢性期の状態に対しては冷やすのはかえって逆効果で、お肌の再生を促進するために血行を良くしたほうが良いです。

ただし、血行促進のためのマッサージについては、肥厚性瘢痕やケロイドに摩擦・圧迫・温熱などの刺激を加えると、線維芽細胞が刺激されてコラーゲンの過剰産生が進み、しこりが大きくなったりケロイド化したりするリスクがあります。

したがって、自己判断でマッサージを行ったり、しこりを針や指で刺したり潰すなどは行わないで下さい。

美容クリニックで行うニキビ跡のしこり治療

自宅でのケアだけでは改善が見られない場合、美容クリニックでの治療を検討しましょう。

ケナコルト注射療法の効果と特徴

ケナコルト(トリアムシノロンアセトニド)の注射は、ステロイド剤を直接しこりに注入する治療法です。

強い抗炎症作用に加え線維芽細胞の増殖を抑え過剰なコラーゲンの分解を促すことで、硬い隆起を平らにしていき即効性が高いのが特長が、ステロイドの副作用やリスク(血糖値上昇や感染、凹み、皮膚が薄くなり赤みが目立つようになるなど)に注意が必要です。

日本皮膚科学会のガイドラインにおいては、炎症を伴う嚢腫への嚢腫内ステロイド注射が推奨(推奨度B)されているほか、ニキビの肥厚性瘢痕へのステロイド局所注射も選択肢の一つとして推奨(推奨度C1)されています4

ケナコルト注射はニキビ跡のしこりや膨らみに限らず、外科手術や怪我による肥厚性瘢痕やケロイドに対しても使用されます。

肥厚性瘢痕はキズの部位にしこりや膨らみが限局しておりますが、ケロイドはキズの範囲をこえて広がりが生じ治療に対してもより抵抗性が高い特徴があります。

しこりに対するケナコルト施術の症例写真(施術前と3回注射後)

ケナコルト症例写真施術前と3回注射後
通常料金1回:14300円税込
リスク副作用:感染、出血など

AILE Clinicでは、ケナコルト注射による感染や凹みなどのリスクを低減するために、感染が落ち着いてもしこりとなって完成したニキビ跡に対して注射を行うようにして施術間隔は最低でも1ヶ月以上は空けるようにして注意をしつつ行っております。

東京上野御徒町のAILE Clinicでのケナコルト注射についての詳細はこちら

ボツリヌストキシン注射(ボトックス注射)

皮膚に張力がかかると線維芽細胞増殖やコラーゲン増生が促されて傷跡が目立ちやすくなるため、筋肉の動きを止めるボツリヌストキシン注射を打つこともあります。

ボツリヌストキシン注射は1週間ほどで効果が出てきて、3-4ヶ月ほど持続をします。

ただし、表情が固くなるなどのリスクがございますので、打つ場所については注意が必要であり、医師とのカウンセリングにてよくご相談ください。

もし、ボツリヌストキシンが効きすぎて表情筋が動かしにくくなる副作用が強い場合は、熱を加えてボツリヌストキシンを失活させたり、オビソート(アセチルコリン)注射で筋肉の動きを強める方法などが取られます。

ボトックス注射の取扱いがあってもオビソート注射を取り扱っていない美容クリニックもありますが、東京上野御徒町のAILE Clinicではオビソート注射の取り扱いがあり、当院でボツリヌストキシン注射を受けた方に対してはお安い価格でオビソートによる修正を受けられるというメリットがございます。

リザベン・柴苓湯による内服治療の仕組みと利点

リザベン(トラニラスト)は抗アレルギー薬として知られていますが、線維芽細胞増殖を抑制する効果がありニキビの炎症にも効果があり、ガイドラインではニキビ跡の肥厚性瘢痕に対して取り上げられております。

リザベンは比較的安全性が高い一方で、効果が出るまで数ヶ月単位の継続が必要で、まれに膀胱炎などの副作用が報告されています。

また、柴苓湯もリザベンと同様に線維芽細胞増殖を抑制する効果があるためニキビ跡のしこりや膨らみに対して効果が期待できます。

リザベンと比較した際の柴苓湯のデメリットとしては薬価が高額という点がありますが、柴苓湯にはむくみ改善効果が期待できます。

リザベン・柴苓湯内服の料金などの詳細についてはこちらでご確認ください。

貼付薬やテープによる治療

ニキビ跡のしこりや膨らみに対して、ステロイドを含むエクラープラスターを使用したり、シリコンジェルシートを使用することがございます。

シリコンジェルシートは楽天やAmazonなどでも購入可能で、ケナコルト注射などの治療と併用も可能です。

シリコンジェルシートについては、キズに張力(テンション)をかけないようにすることが重要なので、キズを寄せながら貼っていきましょう。

レーザー治療の種類と効果

レーザー治療は、しこりの種類や状態に応じて最適なものを選択します。

お肌の凹凸に対しては、CO2フラクやピコフラクなどのフラクショナルレーザーを行っていき、一部の目立ったしこりというよりはどちらかというと広範囲のニキビ跡のクレーターに対して使用されることの多い治療法です。

フラクショナルレーザーは一時的に肌にダメージを与えますのでダウンタイムが生じますが、肌の再生を促進させ滑らかなお肌にしていきます。

東京上野御徒町のAILE Clinicではピコフラクショナルレーザーによる治療を取り扱っております。

ただし、注意点としてピコフラクショナルレーザーは出力によってお肌に対する効果が異なり、ニキビ跡の凹凸に対して治療を行う場合は高めの出力で照射を行う必要があり、その場合施術によるダウンタイムが強く出てしまうため治療スケジュールに注意が必要です。

当院でのピコフラクショナルレーザーハイパワーの症例写真(施術前→施術直後→施術翌日の順)を以下に提示しますのでダウンタイムの参考にしてください。肌質によってはもっと赤みが強く出ることもあります。

ピコフラクショナルハイパワーの施術前の症例写真
ピコフラクショナルハイパワーの施術直後の症例写真
ピコフラクショナルハイパワーの施術翌日の症例写真

ピコフラクショナルハイパワー全顔の症例写真(施術前→施術直後→施術翌日の順)
初回価格:19,800円税込み
リスク・副作用:赤み、痛み、色素沈着など

ピンポイントでさらに強い出力でのフラクショナルレーザーを受けたい方には、ピコトーニングやピコフラクショナルを受けられる場合のオプションメニューとしてピコフラクショナル超ハイパワースタック打ちオプション 1ヶ所(10mm×10mm以内)で税込3,300円のメニューもご用意しております。

ニキビ跡の赤みに対してはロングパルスレーザーやIPL(光治療)を行っていきます。

一方、肥厚性瘢痕やケロイドに対するレーザー治療にはエビデンスが不十分であり今後の研究結果が待たれます5

肌の再構築を促す注入治療

ジュベルック(Juvelook)は、ポリ乳酸(PDLLA)と非架橋ヒアルロン酸を組み合わせた注入剤で、しこり状の膨らみと、クレーター状の凹みが混在するような複雑なニキビ跡に対して、真皮のコラーゲン生成を少しずつ促し、肌そのものを滑らかに整えていくアプローチです。

東京上野御徒町のAILE Clinicではエクソソームの手打ちを取り扱っており、幹細胞培養上清に含まれるHGFなどの成長因子によりお肌の再生を促します。

エクソソームは未承認の治療ですが、当院では厚生労働省の通知に従い、使用する幹細胞培養上清液は無菌的に製造されウイルス・細菌感染症検査(HIV・HBV・HCV・梅毒など)をクリアした健康なドナー由来の国内製造原料のみを採用しています。

具体的には、自治医科大学の吉村浩太郎教授が代表を務めるテレバイオ社の製剤(HGFが120TBUの基準を満たすもの)を仕入れております。

肌質改善の注射は数ヶ月かけて段階的に肌質を改善していきます。

その他の最新治療法

高周波治療、ケミカルピーリング、マイクロニードル治療などがあります。

マイクロニードルではダーマペン4が有名で、針と高周波(RF)を組み合わせた機器としてポテンツァやエリシスセンスなどがあります。

ニキビ跡の赤みが残っている方に対しては、抗炎症作用のあるウーバーピールという薬とダーマペンを組み合わせるのがオススメです。

ニキビ跡のしこり治療の選び方

症状の程度による治療法の選択

軽度のしこり:自宅でのケアや内服治療から始める
中度のしこり:レーザー治療を検討
重度のしこり:基本的にはケナコルト注射を行うことが多く、複合的な治療が必要な場合もあり

ニキビ跡の軽度のしこりについてはニキビの炎症が治まっていくとともに数週間で自然に改善することもあります。

費用と効果のバランス・治療期間と通院頻度の考慮

治療法によって必要となる回数や費用は大きく異なります。

しこりの程度によって変わってきますので、気になる方はカウンセリングにてご相談下さい。

また、施術によっては出血などのダウンタイムが生じることもありますので、仕事などのスケジュールによっても影響されます。

例えば、ケナコルト注射の場合、1回の施術で変化が出ることもありますが、1ヶ月以上の間隔を空けて繰り返し治療を行っていき、施術回数は3回程度が目安となりますが、しこりの強さによっては治療期間がトータルで1年以上かかることもあります。

リザベンや柴苓湯などの内服薬についてもすぐに効果が出るものではなく、何ヶ月もかけて根気よく行っていくのが重要です。

日常生活での注意点

ニキビ跡のしこり治療後は、日常生活での注意点を守ることが重要です。

まず、日焼け対策を徹底し、紫外線から肌を守ることで、治療の効果を維持し、新たなしこりの形成を防ぎます。

また、刺激の強い化粧品の使用を避け、肌に優しい製品を選ぶことで、肌への負担を軽減します。

さらに、清潔な寝具を使用することで、細菌の繁殖を防ぎ、肌環境を清潔に保つことができます。

これらの注意点を日々の生活に取り入れることで、治療効果を最大限に引き出し、美しい肌を維持することができます。

再発防止のためのケア方法

ニキビ跡のしこりの再発を防ぐためには、継続的なケアが欠かせません。

定期的なスキンケアを継続し、肌の状態を安定させることが重要です。

また、ストレス管理と十分な睡眠を心がけることで、肌の回復を促進し、新たなニキビの発生を抑えることができます。

さらに、バランスの取れた食事を心がけ、肌に良い栄養素を積極的に摂取することで、内側からも肌を健康に保ちます。

これらのケア方法を日常的に実践することで、ニキビ跡のしこりの再発リスクを大幅に軽減することができます。

定期的なフォローアップの重要性

ニキビ跡のしこり治療は1~2ヶ月に1回の頻度で繰り返していきますが、治療後も定期的なフォローを受けるのがオススメです。

治療後も継続して美容クリニックでチェックを受けることで、早期に問題を発見し適切な対応が可能になり、肌状態応じた治療計画の変更も行うことが可能となります。

定期的な診察では、肌の状態だけでなく、日常のケア方法についてのアドバイスも受けられるため、長期的な肌の健康維持に役立ちます。

ニキビ跡のしこりについてよくあるご質問(FAQ)

Q1. ニキビ跡のしこりは自然に治りますか?

A. 軽度のしこりであれば、ニキビの炎症が治まるとともに数週間で自然に改善することもあります。ただし、中度から重度のしこりの場合は、自然治癒は難しく、適切な治療が必要になることが多いです。

Q2. ニキビ跡のしこりと粉瘤の見分け方を教えてください。

A. ニキビ跡のしこりは皮膚と一体化しており動かず開口点がないのが特徴です。粉瘤は触ると動くことが多い、中央に黒い点(開口点)がある、1cmを超えることが多いというのが特徴です。判断が難しい場合は、医療機関での診察をおすすめします。

Q3. ケナコルト注射の治療期間はどのくらいですか?

A. 1回の施術で効果が出ることもありますが、通常は1ヶ月以上の間隔を空けて繰り返し治療を行います。3回程度で良くなることもありますが、しこりの状態によってはトータルで1年以上かかることもあります。

Q4. 自宅でできるケアで気をつけることはありますか?

A. 肌に炎症や赤みが残っている急性期には、レチノールなど刺激の強い成分を避け、優しく冷やすケアを。炎症が落ち着いた慢性期には、血行促進のための温めるケアや優しいマッサージが効果的です。

Q5. レーザー治療のダウンタイムはどの程度ですか?

A. 治療の種類や出力によって異なりますが、フラクショナルレーザーはダウンタイムが強めです。肌質によってはより強い赤みが出ることもあるため、治療スケジュールには注意が必要です。

Q6. 内服薬(リザベン・柴苓湯)はすぐに効果が出ますか?

A. いいえ、これらの内服薬はすぐに効果が出るものではありません。何ヶ月もかけて根気よく継続することが重要です。比較的安全性が高い治療法ですが、長期的な服用が必要となります。

Q7. 治療後の日常生活で特に注意すべきことは?

A. 日焼け対策を徹底し紫外線から肌を守ること、刺激の強い化粧品を避け肌に優しい製品を選ぶこと、清潔な寝具を使用し肌環境を清潔に保つことなどが大切です。

Q8. どの治療法が自分に合っているか分かりません。

A. 症状の程度や肌質、ライフスタイルによって最適な治療法は異なります。当院では、患者様一人ひとりの状態に合わせた治療プランをご提案しております。まずはAILE Clinicのカウンセリングでお気軽にご相談ください。

まとめ

ニキビ跡のしこりは、炎症後に過剰生成されたコラーゲンが皮膚内部に蓄積することで生じます。

症状の程度や種類によって適切な対処法が異なるため、まずは自分のしこりの状態を正しく把握することが大切です。

軽度のものであれば、正しいスキンケアや生活習慣の改善、ビタミンC誘導体・ナイアシンアミド・レチノール配合の化粧品を用いた自宅ケアで改善が見込める場合もありますが、自宅ケアだけでは効果が不十分な場合は、美容クリニックでの治療を検討しましょう。

クリニックでの治療には、即効性の高いケナコルト注射をはじめ、内服薬(リザベン・柴苓湯)、レーザー治療、マイクロニードル治療など、さまざまな選択肢があります。

治療は1回で完結するものではなく、しこりの程度によっては長期間にわたるケアが必要になることも少なくありません。

治療後は日焼け対策や肌に優しいスキンケアを継続し、定期的なフォローアップを受けながら再発防止に努めることが、美しい肌を長く保つ鍵となります。

しこりの状態や治療法の選択に迷った際は、ぜひ一度AILE Clinicのカウンセリングにてご相談ください。

お一人おひとりの肌の状態に合わせた最適な治療プランをご提案いたします。

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この記事の執筆・監修

東京上野・御徒町の美容外科・美容皮膚科 AILE Clinic(エールクリニック) 院長 井原力哉

参考文献・出典

  1. 参照:日本皮膚科学会『尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023』[]
  2. 参照:ケロイド・肥厚性瘢痕|日本形成外科学会[]
  3. 参照:粉瘤(アテローム・表皮嚢腫)|日本形成外科学会[]
  4. 参照日本皮膚科学会ガイドライン2023[]
  5. 参照:Leszczynski R, da Silva CA, Pinto ACPN, Kuczynski U, da Silva EM. Laser therapy for treating hypertrophic and keloid scars. Cochrane Database Syst Rev. 2022 Sep 26;9(9):CD011642. doi: 10.1002/14651858.CD011642.pub2. PMID: 36161591; PMCID: PMC9511989.[]

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