クマ取り治療が失敗するとどうなる?黒クマの失敗例を解説 | 東京都上野御徒町の美容外科美容皮膚科エールクリニック|AILE Clinic

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2025.08.25

#目元

クマ取り治療が失敗するとどうなる?黒クマの失敗例を解説

美容クリニックでクマ取り治療を検討している方の多くが「失敗したらどうしよう」「後悔しないか不安」という悩みを抱えています。

実際に「クマ取り やらなきゃよかった」と検索する方も多く、施術後に思わぬトラブルに直面するケースも少なくありません。

本記事では、目の下のクマ取り治療における失敗例を詳しく解説し、後悔しないための具体的な対策をご紹介します。

特に、最も多い「黒クマ」の代表的な治療である経結膜脱脂法を中心に、失敗を防ぐための医師選びのポイントを中心に美容外科医が解説をしていきます。

目の下のクマの種類と原因を正しく理解する

クマ取り治療で失敗する最大の原因は、クマの種類を正確に診断せずに治療を行うことです。クマには主に4種類あり、それぞれ原因と治療法が異なります。

黒クマ(影クマ)

目の下のクマの中で最も多いタイプであり、加齢により眼窩脂肪が前方に突出し、目の下に影ができる状態です。

黒クマは30代後半〜40代以降に多く見られますが、骨格などの関係で20代の方でも発生することがあります。

朝起きた時に特に目立つものであり、顔ごと上を向くと改善して見えます。

治療法としては、経結膜脱脂(脂肪除去)が中心であり、脂肪を移動させるハムラ法を行ったり手術と注入の施術を組み合わせることもあります。

青クマ・赤クマ

青クマ・赤クマは血行不良から起こるタイプのクマであり、目の下の皮膚が薄い方に起こりやすく静脈や筋肉が透けて見える状態となっております。

若い世代にも多いのが特徴で、睡眠不足だと特に悪化します。

また、青クマ・赤クマは目の下を引っ張ると薄くなることもあります。

青クマ・赤クマの治療法としては、クマ取り再生注射などの注入施術が行われていきますが、青クマは治療を受けても黒クマと比べて変化が出にくい傾向があります。

茶クマ

茶クマは皮膚にメラニン色素が沈着したタイプのものであり、摩擦による刺激でより悪化しますので、アトピーや花粉症などで目を擦る癖がある人に多いという特徴があります。

茶クマの治療としては、レーザー治療が行われることもありますが効果が出ないことも多く、美白の内服薬や点滴や塗り薬といった薬を使った治療だったり、日々のケアで紫外線や摩擦を避けるなどの地道な努力が必要になりがちです。

実際には複数のクマが混在している「複合型」もあり、その場合は治療を組み合わせていくこともあります。

クマ取り治療の失敗例パターン

1. 脂肪の取りムラ・取り残し

部分的にふくらみが残り、凹凸ができる状態であり、この場合は再手術を検討します。

失敗を防ぐためには手術中に体を起こして座位で確認をすることが重要で、手術中は仰向けで施術を行いますが寝たままだとチェックには限界があります。

また、脂肪取りの手術といっても眼窩脂肪全てを取ると凹みが目立つなど仕上がりが悪くなりますので一部のみの脂肪を取っていくらかは残す形となりますので、手術直後は良くても時間が経過してまた脂肪が出てくるケースもあります。

2. 脂肪の取りすぎによる凹み

手術で脂肪を取りすぎるとその部分の凹みが目立つことになってしまいます。

特にもともと凹みが強い人でリスクが高く、高齢の方や皮膚が薄い方や痩せ型の方やゴルゴラインが深い方だとリスクが上がります。

実際には手術で脂肪を取る量そのものには問題がなくても、もともと目の下にあった凹みを気にする方もおられます。

その場合は技術というよりも手術前のカウンセリングが不足しているために起こるもので、手術前に医師とのカウンセリングで十分に手術のリスクやもともとの凹みについて話し合うことが大切です。

3. シワ・たるみの増加

脂肪除去後に皮膚が余り、細かいちりめんジワや深いシワが出現するものであり、皮膚切除を行わずに治療を行った場合に起こる可能性があります。

高齢の方でより起こりやすいものですが、皮膚を取っていく切開手術に抵抗のある患者様も多く、どこまで治療を行っていくのかよく医師と相談を行っていきましょう。

ただ、手術直後はシワやタルミが目立っていても、時間とともに皮膚や筋肉などの組織が馴染んでいって徐々に良くなっていくケースも多く、追加で余剰皮膚の切除を行っていくかどうかは最初の手術から最低3ヶ月以上は様子見をしてから判断しましょう。

4. 左右非対称

もともとの左右差が残ることもありますし、治療により生じることもあります。

治療は原因に応じて選択を行っていくので、手術のこともありますし注射を行ってくこともあります。

5. 涙袋の消失

腫れにより一時的に生じることもありますが、皮膚切除を伴う手術の際に眼輪筋という筋肉を除去したために涙袋がなくなったり小さくなることもあります。

経結膜脱脂では涙袋がなくなることはまずありません。

6. ドライアイ・目が閉じにくい

手術後に一時的に結膜炎になりドライアイのように目が乾燥したりゴロゴロすることはありますが、それについては目薬を使用して様子を見ると徐々に改善します。

皮膚切開を伴う施術では、皮膚や眼輪筋を取りすぎることで、まぶたが外反といって完全に閉じず、目の乾燥が悪化することがあります。

外反のリスクを避けるためには手術の時にタルミの除去を欲張らないというのが重要です。

経結膜脱脂法(切らないクマ取り)の失敗リスク

経結膜脱脂法は「切らないクマ取り」として人気ですがリスクや失敗例もございます。

その原因としては、結膜側からの操作では視野が限定的なことや、皮膚の収縮具合に個人差があることなどがあります。

脱脂のみで成功しやすい人の特徴としては、20-30代などで若く皮膚にハリがある、脂肪の突出が軽度〜中等度、たるみがほとんどない、青クマ・茶クマの合併がないといったことが挙げられます。

ただ、皮膚のタルミについては個人差も大きく、年齢で施術の種類を決めることはできません。

失敗を防ぐ医師・クリニック選びのチェックポイント

1. 症例数と実績の確

クマ取り症例の実績が豊富なこと

2. カウンセリングの質

カウンセラーや看護師任せのカウンセリングではなく医師本人が診察を行い、リスクの説明も行われること

3. 症例写真のチェックポイント

施術直後の写真だけではなく術後3ヶ月などの経過写真があることや加工や修正をしていないこと

※特に照明には注意が必要でリングライトなど真正面から光を当てるともともとクマがある人でも光で飛ぶため参考になりません。上から光を当てた状態での写真であることが重要で、上からの光だともともとクマがない方でもいくらか影ができてやや黒っぽく見えるのが正常な形です。

4. 提案される治療の多様性

過剰な治療を求めないことや選択肢を提示できること(人によっては手術したほうが良い状態であってもどうしても手術に抵抗があって注射のみで治療を行うケースもあります)

5. 料金の透明性

過剰なオプションやアップセルがなく、おとり広告ではなくホームページで公開されている料金と一致をしているか

6. アフターケア体制

何かあった時に連絡先があるか、診察で受診ができるか

7. 危険な勧誘の見極め

「今日契約すれば割引」という圧力だったり、「必ず」「絶対」という断定的表現がないことや、契約するまで帰らせてくれないなどそういったことがないか

8. 医師の専門性

医師の経歴も確認(場合によってはセカンドオピニオン)

経結膜脱脂法の標準的な経過とダウンタイム

術後1-3日

  • 腫れのピーク
  • 目の下に血の涙が出ることがある
  • 必要に応じて痛み止め

術後4-7日

  • 腫れが徐々に引く
  • 内出血が黄色く変色

術後2週間

  • 内出血がほぼ消失
  • 日常生活に支障なし
  • 軽いむくみは残る

術後1ヶ月

  • 8割程度完成
  • 硬さや違和感が残ることも

術後3-6ヶ月

  • 最終的な仕上がり
  • 完全に自然な状態に

注射によるリスク

注射系の施術にはヒアルロン酸注射や脂肪注入やクマ取り再生注射などがあります。

塞栓やしこり、石灰化などのリスクがあり、ヒアルロン酸は浅い層に注入した際に特にチンダル現象といって青っぽく見えることもあり、脂肪注入や再生注射(特にFGFを添加したPRP)の場合はしこりの除去がヒアルロン酸と比べてより困難などのリスクがあります。

また、男性の場合は注入施術でクマの凹み治療を行うことで女性っぽい顔立ちになる可能性があり、あえて凹みを残しておいたほうが良いケースもあります。

詳しくは、男性(メンズ)のクマ取り治療で失敗しないための完全ガイド|自然な仕上がりを実現する方法と注意点 にてご確認ください。

よくある質問(FAQ)

Q1. 失敗したらどうすればいいですか?

A. まず施術を受けたクリニックに相談し、治療について確認してください。また、自然に改善するケースも少なくないため焦らないことも重要です。

Q2. 注入は必須ですか?

A. 必須ではありませんが、カウンセリングにてメリットやデメリットを十分に理解してから施術を受けましょう。

Q3. クマ取りの効果は何年持続しますか?

A. 適切に行われた脱脂の効果は半永久的です。ただし、加齢による新たなたるみや骨格の変化により、5-10年後に別の問題が生じる可能性があります。

Q4. モニター価格は危険ですか?

A. モニター制度自体は問題ありませんが、極端に安い価格の場合は、経験の浅い医師が担当する可能性がありますので誰が施術を行うのか確認を行いましょう。

エールクリニックのクマ取り治療

当院では、元眼科医としての専門知識と豊富な症例経験を活かし、過剰な治療は行わないことをモットーに一人ひとりに最適なクマ取り治療をご提案しています。

下眼瞼脱脂の料金

  • 通常価格:20万円(税込22万円)
  • モニター特別価格:9万円(税込99,000円)

クマ取り手術のモニターキャンペーンの詳細はこちら

失敗や後悔のないクマ取り治療を実現するため、まずはカウンセリングでお悩みをお聞かせください。

あなたのクマの種類を正確に診断し、最適な治療法をご提案いたします。

クマ取り治療は一度の施術で長期的な効果が期待できる反面、どのような施術にもリスクは伴います。

価格や手軽さだけで選ばず、信頼できる医師のもとで、十分な説明を受けてから決断することが、後悔しない治療への第一歩です。

下眼瞼脱脂術症例写真

通常価格:20万円(税込22万円)
リスク・副作用:出血、腫れなど

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東京上野・御徒町の美容外科・美容皮膚科 AILE Clinic(エールクリニック) 院長 井原力哉

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